毎年数多くの新モデルが登場するなかで、頑なに古いモデルを使い続けるプロもいる。プロがなかなか手放せない理由に迫るとともに、現時点でのGDOゴルフショップでの中古価格を調べてみた!

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  【プロが手放せないこの1本!】＜金澤志奈＞本間ゴルフ「ツアーワールド TR20 460」

  毎年数多くの新モデルが登場するなかで、頑なに古いモデルを使い続けるプロもいる。プロがなかなか手放せない理由に迫るとともに、現時点でのGDOゴルフショップでの中古価格を調べてみた! 金澤志奈　かなざわ・しな。2017年プロテスト合格。同年のステップ・アップ・ツアー、山陽新聞レディースカップで優勝。地元・茨城県で開催された今年の日本女子プロゴルフ選手権でツアー初優勝を遂げた ……

今年5月の関西オープンでプロ初優勝を挙げた金子駆大。テーラーメイド契約時代から使用し、昨年、クラブ契約フリーとなっても使い続けているのが「ステルス2」のフェアウェイウッド。どうしても替えることができない3Wと7Wだと言うが、その理由を次のように語る。

「この2本は本当に良すぎて替えることができない。僕が大事にしているのが出球で、出球の高さが低くないと使えないんです。今のクラブはやさしくなっているので出球が高く、ボールが上がる傾向があるのですが、それだと距離のコントロールができなくて。ユーティリティが苦手ということもありますが、7番ウッドで極端に言えば200ヤードから240ヤードくらいまで打ち分けていて、アイアンを打っている感覚でいろんな球を打ち分けられるのが手放せない理由です」

金子が求める理想の球筋は低く出て、やや吹き上がるように高く上がる弾道。フェードヒッターということもあるだろうが、スピンがある程度入ってくれることが操作のしやすさにつながっているようだ。

＜金子駆大の手放せないFW＞
テーラーメイド「ステルス2」（2022）

参考中古価格／1万5980円～3万4980円
※価格は10月22日現在

金子駆大の14本セッティング

1W／タイトリストGT2 （11度）
3W／テーラーメイド ステルス2（15度）
7W／テーラーメイド ステルス2（21度）
4I／タイトリスト T200（21度）
5I～9I／テーラーメイド P760
46度・52度・56度・60度／ボーケイSM10
PT／オデッセイ Ai-ONE CRUISER #7 ARMLOCK
BALL／タイトリスト プロV1

週刊ゴルフダイジェスト2025年11月11日号より