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【ギア選びのウソホント】Vol.227 飛ばしたかったら「打点」をもっと意識しましょう

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

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  • 「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説! >>前回のお話はこちら よくアマチュアの方に聞かれることに『カチャカチャの活用法』があります。「ボールを上げる」「スライスやフックの曲がり幅を抑える」といったことのためにネックの調整機能があると……

クラブのカチャカチャ機能を活用する一番の目的は「打点を安定させる」こと。「安定」とはどういう意味かを改めて説明すると、打点を芯、スイートエリアに近づける、ということになります。芯に近い打点でインパクトできれば、ミート率を高めることにつながり、ボール初速も上がる。“飛距離の3要素”で大切なボール初速が出れば、飛距離アップもできるわけです。

たとえば、ライ角をアップライトにすることでトウ上めの打点を芯に近づける、またフェースアングルを左に向けることで、ヒールめの打点を芯に近づける。ネックの調整機能を使うことによって、スウィングを変えずに、普段の自分の打点を芯方向に近づける可能性を高められるのです。

また、打点が1センチずれると、ロフトが2.6度変わるといわれています。芯から1センチ上にずれた打点なら、2.6度ロフトが増え、1センチ下にずれた打点ならロフトが2.6度立つことになる。もちろん、この“ずれ”はボール初速、打ち出し角、スピン量に大きく影響します。


自分はフェースのどこに当たりやすいのか、そのためには、どういう工夫をしたらいいのか。常日頃、自分の「打点」を意識することは、非常に大切だと思います。

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2025年4月15日号より