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話題のニューパター「2ボール テン」をジョン・ラームが選んだ理由とは?

今年から新たにキャロウェイの顔となったジョン・ラーム。一新した彼のキャディバッグに入る14本のなかから、いま話題のニューパター「2ボール テン」に注目。このパターを選んだ理由を探った。

今年からキャロウェイ・スタッフプレーヤーとなったJ・ラーム。それとともにパターをオデッセイの「2ボール テン」にスイッチ。2月のファーマーズインシュランスオープンから使い始め、プレーヤーズ選手権までの5戦中、トップ10に3度入り好調を持続。PGAツアー解説でおなじみのレックス倉本にラームのパットについて語ってもらった。

「とにかく感覚を大切にしている選手。例えば、練習でミラーを置いて目線を合わせて、目標と正対して……といった今のツアープレーヤーが普通にやっている練習はしません。『鏡を置くと、外したときに見え方が変わるから嫌なんだ』というほど」

「自分の感覚を大事にしながら思い切りよく打つのが彼のスタイル。実は、彼は昨年の途中からテークバックを小さくして、よりパチンとヒットするストロークに変化しています」

「大学時代に2ボールパターを使っていたこともあり、使い慣れた2ボールタイプを選んだのは、ある意味、必然。今の2ボールテンには、真ん中にガイドラインが入ったものもありますが、ラームはあえてラインなしを選んでいます。感覚派のラームは『スクエア』を作りすぎず、『ボールの幅』でラインを描きたいのでしょう。幅を持たせているぶん、スイートスポットが広く、打点の許容範囲が圧倒的に広いテンは、思い切りのいい彼のパットスタイルに合っています」

メカニカルなスクエア派はセンターライン入り、フィーリング重視派はラインなし、ラームのチョイスは、われわれのパター選びのヒントにもなりそうだ。

ヘッド後部のトウ側とヒール側のウイングに1つずつウェートを搭載。「テン」のテクノロジーを採用することで、高い慣性モーメントを実現した

オデッセイ
「2ボール テン」パター

1本線の「ツアーラインド」、3本線の「トリプルトラック」、ラームが選んだラインなしの3タイプがある

●ロフト角/3度
●ライ角/70度
●価格/4万1800円(税込)

週刊ゴルフダイジェスト2021年4月13日号より