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【ギア選びのウソホント】Vol.184 ネオマレットは「セットアップの再現性」も高い

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

なぜUSツアー選手の間でネオマレット型のパターが主流になってきたのか? 大きな理由のひとつに、「セットアップの再現性の高さ」があると思います。パッティングで大切なのは“ライン読み”。仮に100%完璧にラインを読めたとしても、そのライン、目標に対して、きちんとフェース面を合わせることができなければ、そのパットが成功する確率は低くなってしまいます。

ネオマレット型の場合、アライメントを取りやすいヘッド形状全体のデザインや、いろいろな太さや角度の線や意匠などによって、ラインに対して、フェース面を合わせやすい。また、ソール面が広いのでヘッドの据わりもよく、自分がどこに向いて構えているのか、よくわかります。ブレード型にも、ドットや短い線などが入っていますが、マレット型に比べるとターゲットに対して、どうしても、ややアバウトなセットアップになってしまいがちです。

USツアーのトップ選手でも、グリーン上での光の加減などによって、構えが微妙にズレたりします。セットアップの再現性が高いネオマレット型を使用することによって、「構えの精神的負担」を減らすようにしているのだと思います。

堀越良和

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2024年5月28日号より