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【ギア選びのウソホント】Vol.162 「ストロングロフトは上がらない」の誤解

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

7番アイアンでだいたい29度以下のクラブを「ストロングロフト」と言っています。アイアンでかつての飛距離を出せなくなった年配の方の強い味方として登場しましたが、実際に我々プロゴルファーがヘッドスピードを落として試打してみると、球が上がらず、結果的にロフト角30度以上のアイアンのほうが飛んでしまうという現象が起こることが多々あります。そういう結果になると、「ストロングロフトは非力なゴルファーに合わない」という結論に達することがありました。かく言う私もそのひとりでした。

しかし、いろいろな生徒さんを見てきて、十人十色のスウィング(打ち方)があることがわかると、その考えが改まりました。それはスクーピングといわれる打ち方をする人にはストロングロフトで芯が低く、低重心のヘッドが合うとわかったのです。スクーピングとは、簡単にいうとインパクト時にハンドレイトになる人のことを指します。またスクーピングの人の特徴としては、同じようなヘッドスピードの人と比べると、球が浮きすぎて飛距離が出ないことです。つまり、インパクト時に①ロフト角が寝る②芯よりも下で当たるためスピン量が増えるのです。このような人はストロングロフトで低重心のアイアンを使用することをオススメします。

堀越良和

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2023年12月5日号より