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「きっちり10Yピッチになるように徹底的に調整しています」林菜乃子の14本

PHOTO/Hiroaki Arihara

プロの14本のクラブセッティングと、それらのクラブを選んだプロのこだわりを紹介する連載「プロスペック」。今回は、18年プロテストに合格し同年下部ツアーで優勝経験のある林菜乃子のセッティングに注目。

林菜乃子
はやしなのこ。1997年生まれ。神奈川県出身。プロテスト合格は2018年。昨年のアースモンダミンカップでの10位が光る。年々力をつけている期待のプレーヤーのひとり

今年から本間ゴルフとクラブ契約を結び、心機一転で新シーズンを迎える林菜乃子。クラブへのこだわりは強く、契約先の本間ゴルフの工場がある山形に出向き、入念にフィッティングを行ったとのこと。

「いままで使っていたクラブのデータを基に合わせてもらってから、かなりいい感じになったと思います。私のクラブの中心は7番アイアンから7番ウッドまで。セカンドショットでこれくらいの番手を持つことが試合の中で多いので、とくに重視しています。大事にしているのはきっちり10Yピッチに合わせていること。大事な距離だからこそできるだけ力を使って距離を合わせたくない。クラブのロフトピッチを調整して距離を打ち分けたいという考え方です」

新規契約になるとクラブを合わせ切れずにシーズンインするケースがよく見受けられるが、林はその心配はなさそう。「ドライバーもかなりいい感じなんです。何度打ってもイメージどおりの弾道なので、練習して調整する必要がなかったです。意外とすんなり移行できたことに驚いています。アイアンも思ったより球が上がってくれて、やさしさを感じます。試合が楽しみです」

ツアー初優勝に向けて、今シーズンは目が離せない存在になりそうだ。

見た目はオーソドックスでいかにも叩けるプロ好みのフォルム。球はつかまりやすいのに変に引っかかる感じがないので、思い切って振り抜いていける。打感も本間特有の良さがあり、フィーリングもグッド!
使用頻度の高いフェアウェイウッドは飛距離とコントロール性能の両立が必要。林の要望にしっかり応えてくれる3本は試合でも大活躍すること間違いなし。距離があるコースでも果敢に攻めていける

重視しているアイアンの距離感を確実に実現してくれる本間のアイアン。打感がよく、フェースに乗る感覚がしっかり手に伝わり、自身のフィーリングをボールにきっちり伝えられる

ウェッジは52度と58度の2本態勢。感性が強いタイプの林にとって、ウェッジは3本よりも2本のほうが迷わず打てるよう。本間のウェッジはスピン性能が高く、抜けも抜群にいいという

林菜乃子の14本
1W ホンマ TW GS(10.5度)/スピーダー569 エボリューション3・SR/240Y
3W ホンマ TR21 FW(15度)/スピーダー569 エボリューション4・SR/200Y
5W ホンマ TR21 FW(18度)/スピーダー569 エボリューション4・SR/190Y
7W ホンマ TR21 FW(21度)/スピーダー569 エボリューション4・SR/180Y
4UT ホンマ TR21 UT(24度)/MCF 70・S/170Y
5UT オノフ フェアウェイウィングスKURO(27度)/MCF 70・S/160Y
6I ホンマ TR20P(27度)/NS850GH・R/150Y
7I ホンマ TR20P(30度)/NS850GH・R/140Y
8I ホンマ TR20P(34度)/NS850GH・R/130Y
9I ホンマ TR20P(38度)/NS850GH・R/120Y
PW ホンマ TR20P(43度)/NS850GH・R/110Y
AW ホンマ TW747 TW-W4(52度)/NS850GH・R/90Y
SW ホンマ TW747 TW-W4(58度)/NS850GH・R/70Y
PT オデッセイ ホワイトホット 2ボール

週刊ゴルフダイジェスト2021年3月2日号より