ギア通トップアマのクラブセッティング<後編>「ムダに難しいスペックは選びません」
トップアマの中でも、クラブに並々ならぬこだわりを持つギア選びの達人たちに、自身のクラブセッティングについて話を聞いた。ここからは、振りやすさや自分にとってのやさしさにこだわった3人のクラブセッティングをご紹介!
PHOTO/Takanori Miki、Yasuo Masuda THANKS/ゴルフパートナー
※アマチュアのみなさんにはボランティアとしてご協力いただきました。
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- トップアマの中でも、クラブに並々ならぬこだわりを持つギア選びの達人たちに、自身のクラブセッティングについて話を聞いた。まずは、徹底的に左にいかないクラブを選択することで、安心してコースを攻められるという2人のクラブセッティングをご紹介! PHOTO/Takanori Miki、Yasuo Masuda THANKS/ゴルフパートナー※アマチュアのみなさんにはボランティアとしてご協力いただき……
切り返しのタイミングが合うかどうかを重視
シャフトメーカーのツアー担当
石橋良一也さん(43歳・HC3)
いしばしりょういち。シャフトメーカー「日本シャフト」のツアー担当。プロからの信頼も厚く、多くのシード選手が石橋さんのもとへクラブの相談に訪れる
スピン量を重視した14本
「スピン量が少ないほうなので、スピンを確保してくれるクラブが絶対。ヘッドに関していえば、ド
ローが持ち球なので気持ちよく振ってドローが出ないとダメ。左に曲がってくれるクラブじゃないと使いません」
こだわり 1
1Wのスピン量3000回転は確保
つかまりがよく、スピンが入るクラブを選ぶ。「低スピンが飛ぶのは確かですが、それよりも狙った距離が打てることが大事。安定した球を打つにはある程度のスピンが必要」
こだわり 2
振り心地をそろえるシャフト選び
シャフトからヘッドを選んでいく石橋さんは、自身のスウィングのタイミングに合わせてシャフトを決めている。「切り返しのタイミングでシャフトは選んでいます」
こだわり 3
アイアンはソールの“当たり方”で選択
アイアンこそコースでしかわからないという石橋さん。「ソールの当たり方で、そのクラブの“抜けの良さ”がわかる。自分のスウィングに対して最もいいものを使います」
サブはたくさん! コースによってチェンジ
職業柄、石橋さんのもとには多くのクラブが集まってくる。「たくさんのクラブを試しながら、コースによってスタメンを決めます」
スコアを求めるなら、飛距離は要りません
PGAツアースーパーストア店長
山田直人さん(32歳・平均スコア75)
やまだなおと。PGAツアースーパーストア入間店の店長。毎日信じられないほどの数と種類のクラブを見ている目利き
夏と冬でウッドとウェッジをチェンジ!
夏は下を厚く、冬は上を厚くする山田さん。「冬は飛距離が落ちるので、できるだけ上を厚くしますね。季節に応じた14本にすることで、一年を通じて安定したスコアを出すことができるんです」
※写真上:夏仕様 写真右:冬仕様
山田さんのこだわり
止まりやすさを考えたアイアン選び
アイアンが好きという山田さんの工夫は“3
種”のアイアンを入れること。「できるだけ同じ感覚で振りたいので上にいくにつれて、少しずつやさしいモデルを入れています」
上げにいかなくても上がってくれるスペック
フィッティングのスペシャリスト
峯 明弘さん(44歳・平均スコア80)
みねあきひろ。ゴルフパートナーフィッティングスタジオ調布店のフィッター。スウィングに合わせてクラブを選ぶプロフェッショナル
「楽に上がる」を追求している
「私にとってのやさしさは楽に球が上がること。高さが出れば、グリーンでも止まるので、スコア
の計算が立つんです。自分で上げにいかなくても上がってくれるものを好んで使っています」
峯さんのこだわり
シャフトはあえてアンダースペックに
実際はもっとハードなものでも使えるが、あえて軽く、軟らかいものを使う。「しっかりしなりを感じられるもの。それがコースでの自分のリズムにもつながる。しなりを感じられるスペックにしています」
月刊ゴルフダイジェスト2023年3月号より
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