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【ギア選びのウソホント】Vol.122「初速を上げるなら長尺化・軽量化・ストロングロフト化」

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

今週から「飛びの3要素」とクラブとの関係性をお伝えしていきます。まずは、クラブの何を変えればどの数値が変動するのかを知っていただきたいと思います。

なお、適正の数値は人それぞれ、ヘッドスピードだけでなく、打点およびクラブの入射角に代表される打ち方によって変わるので、いまの自身の状況と目指すべき自分を照らし合わせて、参考にしていただければと思います。

さて、「飛びの3要素」でいちばん飛距離に直結するのは『ボール初速』です。

いくら打ち出し角が高くても、そして、いくらスピン量が低くてもエネルギーが小さければ飛距離は出ません。

そして、『ボール初速』を速くするためには、シャフトの”長尺化”、クラブの”軽量化”、ヘッドの”ストロングロフト化”です。”長尺化”と”軽量化”をすると、ヘッドスピードが上がります。

ちなみに、「ヘッド重量が重いほうが飛ぶ」と聞いたことがあると思います。それはそれで確かに正しいのですが、重いと振り切るにはパワーが必要で、オーバースペックだと速く振れず、効率よくエネルギーをボールに伝えることができません。

ストロングロフト化による恩恵は、飛び系アイアンを考えていただければよくわかると思います。

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2023年2月7日号より