Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • ギア
  • 【ゴルフ界の新興勢力】#5 PXGは海外ビッグ4に続けるか!? シャフトにもコンポジットの波

【ゴルフ界の新興勢力】#5 PXGは海外ビッグ4に続けるか!? シャフトにもコンポジットの波

コロナ禍3年目、初の行動制限がないお正月となったが、LIVゴルフや19歳ルーキーの活躍、ゴルフ人口の増加などゴルフ界も大きな変革を迎えつつある。2023年は“新たな勢力”の動向に注目が集まりそうだ、国内海外のツアーから注目のギアまで気になる話題をまとめてお届け!

PHOTO/Tadashi Anezaki、Hiroyuki Okazawa、Shinji Osawa、Tomoya Nomura

PXGのブランドアンバサダーを務めるG・プレーヤー

PXGから3万円のドライバーが登場!

インターネット関連企業で大成功を収めたボブ・パーソンズが創業者となり、「これまでにない最高のゴルフクラブを作りたい」という信念で、14年に誕生したのが米国ゴルフブランド「Parsons Xtreme Golf(PXG)」だ。

開発コストや時間を気にせず、高いパフォーマンス性を追及したモノ作りが高く評価された。最初に市販された「0311アイアン」は、中空ボディのバックフェースに黒いスクリューウェイトをいくつも配した斬新なスタイルだった。発売前からPGAツアー選手が使用し、その後、メジャー勝者や世界ランク1位の選手まで使うようになり、世界中に知られるブランドへと成長した。同ブランドのアンバサダーはゲーリー・プレーヤーのほか、モデル兼プロゴルファーのアンナ・ローソンも務めている。

そして20年、PXGジャパンが設立され、新たなスタートを切った。それが22年発表の「0211ウッドシリーズ」である。「最先端のテクノロジーをすべてのゴルファーに体験してほしい」というコンセプトで生まれたモデルで、性能やテクノロジーを犠牲にすることなく、価格が大幅に抑えられている。ドライバーは3万1900円という衝撃価格だ。テーラーメイド、キャロウェイ、タイトリスト、ピンの海外人気ブランドに続く勢力になるのか、注目が集まる。

スチール+カーボンの
コンポジットシャフトが話題に

ゴルフギアでもうひとつ話題になったのが、スチール+カーボンの「コンポジットシャフト」だ。カーボンの振りやすさにスチールのしっかり感をミックスしたコンポジットシャフトは、とくに女子ツアーで人気が高い。

渋野日向子、古江彩佳、西村優菜が使うのはフジクラ「MCI」、トゥルーテンパー「スチールファイバー」は畑岡奈紗、ネリー・コルダ、西郷真央などが使用している。コンポジットシャフトの先駆けでもある「MCI」は、スチールの操作性や耐久性に、カーボンのしなりや走り感をバランスよく融合させているのだ。今は女子選手がメインだが、男子の中島啓太は「ツアーADプロト」を使っている。今後、PGAツアーまで勢力を拡大するかもしれない。

コンポジットシャフトの先駆け「MCI」

週刊ゴルフダイジェスト2023年1月10・17日合併号より

こちらもチェック!