年中温暖でコースが近い! 旅行いくならゴルフパラダイス・宮崎へ

2022.10.28

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一年中温暖で、秋冬でも暖かい南国・宮崎。ビッグトーナメントを間近に控え、ゴルフ熱がますますヒートアップ。全国旅行支援も始まり、旅行の計画を立てている人は、宮崎ゴルフ旅、いかがですか?

PHOTO／Takanori Miki、Hiroyuki Okazawa、Akira Kato、Tadashi Anezaki、Hiroaki Arihara、小誌写真室　

一年中温暖でゴルフ場が近い

プロ野球の春のキャンプ地としてもよく選ばれる宮崎は、一年中温暖な気候で南国リゾートのイメージが強い。秋冬でも暖かく、ゴルフをするにも最適だが、宮崎ゴルフの最大の魅力は、空港、街、そしてゴルフ場が、すべて車で30分圏内にあること。そして豊かな海と山に恵まれた土地だから、何といっても食が旨い!

男女合わせて3つのトーナメントを開催

ダンロップフェニックストーナメント
フェニックスカントリークラブ（27H・10262Y・P108）

多くのメジャー勝者が歴代覇者に名を連ねる

国内男子ツアーでありながら“海外の試合”と言われるほどレベルが高い試合で、日本人が初めて勝ったのは1985年、第12回の中嶋常幸で、94年～96年にかけては尾崎将司が3連覇を達成。2000年には片山晋呉がここで優勝した余勢を駆って逆転賞金王に輝いた。19年のコリン・モリカワらを最後にこの2年は海外選手を招待できなかったが、今年は3年ぶりにどんな選手が来日するのか期待が高まる

JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ
宮崎カントリークラブ（18H・6244Y・P72）

03年から宮崎CCが舞台

その年の優勝者とランキング上位者しか出場できない国内女子ツアー最終戦。秋に宮崎に行くことを年間の目標とするなど、女子プロにとっては是が非でも出場したい試合だ。93年から宮崎で開催されるようになり、03年から現在の宮崎CCが舞台となっている

アクサレディスin MIYAZAKI
UMKカントリークラブ（18H・7039Y・P72）

13年に始まり今年で10年目

例年、桜満開の春空の下で開催され、今や宮崎の春の風物詩となった大会。20年は中止となったが、第10回の今年は西郷真央が優勝しシーズン2勝目を挙げた。近年コース改修が進められ、9月には3番パー3の改修工事が終了。どんなホールに生まれ変わったのか？

多くの海外選手を魅了してきたMIYAZAKI
ジャック・ニクラス、ベン・クレンショーなど20人以上の海外招待選手が参加した1974年のダンロップフェニックス第1回大会から、毎年のように海外選手が来日し、歴代優勝者には、タイガー・ウッズやルーク・ドナルド、ブルックス・ケプカをはじめ、その時代の頂点に立った選手たちの名が刻まれている。優勝こそしていないが、グレッグ・ノーマン、フィル・ミケルソン、ジョン・デーリー、ニック・ファルド、フレッド・カプルス、セルヒオ・ガルシアら世界のトッププレーヤーがこぞって参戦してきた。

一度は泊まりたい！
フェニックス・シーガイア・リゾート

東京ドーム64個分の広大な敷地の中に、トム・ワトソンGC、フェニックスCCをはじめ施設が充実した、海沿いのリゾート。3つの異なる宿泊施設のほか、スパや温泉、和洋中の様々なレストランもあるので、リゾートの外に出ることなく、ゆっくりと楽しむことができる、異国情緒あふれる施設

（左）太古の海の化石成分が溶け出したミネラル豊富な美人の湯「松泉宮」。宮崎の伝統を感じる屋内風呂や露天風呂などが楽しめる／（右）トム・ワトソンGCのナイターは11月末まで。ライトアップされた幻想的なコースでのラウンドも一興。昼に観光を楽しんだあとやもう1Rなど、使い方は自由自在

自然豊かな日向市で海も山も満喫!

日向市のお隣、延岡市出身で、石川遼、中島啓太をはじめ数々のトップ選手を育ててきた吉岡徹治氏が、日向市で「美々津CCゴルフアカデミー」を始めた。「宮崎の魅力は、宮崎市だけではない」と吉岡氏。ちょっと足を延ばせば、まだ知らない楽しさが待っていた!

**美々津CC**（18H・6700Y・P72）……宮崎CCに次ぐ、県下2番目に古いゴルフ場。高台に位置し、1500本の山桃の木でセパレートされたコースから見下ろす海や街並みの絶景を見ながらプレーすることができる

宮崎空港駅から海岸線を走る特急に1時間ほど乗ると、日向灘に面した日向市に着く。南端の美々津は海運の拠点として江戸時代から栄え、今なお古い町並みが残っている。都会的で活気のある宮崎市街とはまた違い、どこか懐かしく、のんびりと過ごしたくなるような空気が流れている。

海岸線に足を運ぶと、世界大会も開かれる日本有数のサーフスポット「お倉ヶ浜」があり、サーフィンを楽しむ人でにぎわっている。朝に海でサーフィンをして、午後からゴルフをプレーするのが“日向流”の楽しみ方。

民宿に泊まれば、人情味あふれる温かいおもてなしで旅人を迎え入れてくれ、風情ある落ち着いた雰囲気の料理店から漂ってくる美味しそうな匂いに誘われて暖簾をくぐれば、絶品料理が待っている。

普段イメージする南国リゾート・宮崎とは、ひと味もふた味も違った、気張らない宮崎の良さを感じられる場所。そんな宮崎ゴルフ旅もたまにはいいもの。一度、足を延ばしてみてはいかがだろうか。