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ゴルフをビジネスに結びつける「マッチングアプリ」登場。いったいどんな仕組みなの?

これまでありそうでなかったゴルフとビジネスのマッチングアプリが提供されているが、どんな仕組みのだろうか?

提供されたアプリは「Tee’s(ティーズ)」といい、運営は(株)ライフアップという会社。その趣旨を「ビジネス面で連絡をとりたい相手や気の合いそうな相手とのラウンドマッチングから、ゴルフを一緒にプレーすることで知り合いになり、そこからビジネスにつながるプラットホームを目指す」という。

これまでビジネスマッチングもゴルフマッチングもたくさんあったが、その2つを結びつけたという。

たしかに、この2年間のコロナ禍で60万人の若年層ゴルファーが新たに生まれ、ゴルフマーケットは拡大し、会食など密な出会いが制限されるなか、需要はあるのかもしれない。ただマッチングアプリといえば、過去は男女の出会い系がメインで、問題視されたケースもあった。そのリスクを避けるため、同アプリでは「登録は招待制で、すでに登録している利用者から招待される」ことになっているという。また、「会員になった人は業種、役職、年齢、スコアなど希望を登録し、相手を探す場合でもゴルフ友達、同業種、異業種などから希望する条件で検索する」。利用者が増加すれば、ゴルフのレッスントレーナーを探す“レッスンマッチング”や “就職マッチング”、“婚活マッチング”などの実現も視野に入れているという。

会員は月額無料から有料会員まで、マッチング可能な回数によって4段階のランクがあり、有料会員になるとゴルファー保険が付加される。

この仕組みをゴルフ業界のITに詳しい関係者は次のように話す。

「登録済みの会員による招待制なので、こういったアプリにありがちなトラブルのリスクは低いと思います。ただ今後は婚活マッチングも、となっているので、そこは気をつけてほしいですね。あくまでビジネスをメインにうたっているわけですから」

これまでの分野にないゴルフ+ビジネスマッチング、これからの経緯も見ていきたい。

週刊ゴルフダイジェスト2022年4月26日号より

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