目の前が18番! セントアンドリュース・オールドコース脇のアパートが売り出し中
ゴルファーなら誰もが一度はプレーしてみたいと憧れるセントアンドリュース・オールドコース。来年には記念すべき第150回の全英オープンが開催される。そんな“聖地”に隣接するアパートが売りに出されたというニュースが入った。
セントアンドリュース・オールドコースのまさに脇、風景に溶け込むかのようにたたずむレンガ色をした「ハミルトングランド」の一室が今回売りに出された物件だ。
今をさかのぼること126年、コースのクラブハウスが見劣りするほど豪華な「ハミルトンホテル」が建設された。時を経て何度か改築され、現在、ハミルトングランドは全27部屋を擁するラグジュアリーアパートに生まれ変わっている。
アパートと聞くと、それなりかと思いきや、ラグジュアリーとつくだけに室内は豪華絢爛。暖炉が設えられた広いリビングダイニングに家具付きの2ベッドルーム(1部屋が巨大!)タイプの販売価格は280万ポンド、日本円でおよそ4億3000万円だ。高額ではあるが世界最古のメジャートーナメントを至近距離から観戦できる屋上テラスは、まさにプライスレス。全英オープンだけでなく欧州ツアーのビッグイベント、アルフレッドダンヒルリンクス選手権の観戦ももちろん可能だ。
来年7月には第150回目の全英オープンの舞台になる。先立つものがあればゴルフファンにとって最高の投資といえるかもしれない。
2ベッドルームのアパートが4億円とは景気の良い話だが、上には上が。G・ノーマンは今年1月タイガーも住むフロリダ州ジュピターアイランドの豪邸を6000万ドル(約70億円)で売りに出した。敷地内にはプールハウス、ビーチハウス、テニスハウスなど全8棟が点在する。それを思えば歴史と伝統に彩られた4億円物件も高くない?
週刊ゴルフダイジェスト2021年12月14日号より
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