ゴルフをこよなく愛する著名人に、ゴルフとの出合いや現在のゴルフライフについて語ってもらうリレー連載「ゴルフせんとや生まれけむ」。今回の語り手は、前回に引き続きグラビアアイドルの森咲智美さん。

初ラウンドを終え、ゴルフの面白さにすっかり魅せられてしまった私は、とにかく上手くなりたい一心で強力な助っ人をお願いしちゃいました。プロゴルファーの武市悦宏さんです。週刊ゴルフダイジェストの読者の皆さんなら、よくご存じですよね? 「レッスン・オブ・ザ・イヤー」も受賞されているすごい方。私も「グラビア・オブ・ザ・イヤー」は受賞していますが、それは置いておいて（笑）。

そんな武市プロに対して失礼な言い方かもしれませんが、武市さんって教え方が本当にお上手なんです!　私みたいなゴルフの理論もスウィングのこともな～んにもわかっていないビギナーにも理解できるように、わかりやすく丁寧に教えてくださるんですよ。

武市プロによると、ゴルフの基本では手の振りが一番大事なんだそうで、手を振るドリルを徹底的に教えてくれました。その時に習ったのが「右の人と握手をして左の人と握手をする動き」で、それができればゴルフの8割はOKなんですって。それで、同じ動きをテニスのラケットを使って実践した後、実際にボールを打ってみると自分でもビックリするくらい当たるんですよね、これが。

しかも、私が打つたびに武市プロは「いいねえ、かっこいいよ」「本当に初めてなの?　めちゃくちゃ上手やねえ」「素敵!　ビビるくらいに才能があるよ」とタイミングよく必ず声をかけてくれるんですよ。おかげで私はすっかり調子に乗ってその気になってしまい（笑）、ますますゴルフが好きになりました。武市プロのレッスンの様子はYouTubeの「森咲智美チャンネル」で見られます。ゴルフを始めたばかりとか、これから始めようと思っている方には絶対に参考になると思うので、ぜひチェックしてみてくださいね。

さてさて、こうして始まった私のゴルフライフですが、今、私はゴルフについて4つの目標を立てているんです。

1つ目は「余裕をもってプレーすること」。初ラウンドは1日中走りっぱなしで息つく暇もありませんでしたから、スコアはともかく、まずはゆっくり落ち着いてプレーできるようになりたいですね。

2つ目は「アイアンにちゃんと仕事をさせること」。今の私は、アイアンは何番で打っても距離がほぼ同じ。だから、ここは残り何ヤードなので何番アイアンで打とうと、クラブごとの機能を生かしてちゃんと使えるようになりたい。それができればゴルフがもっと面白くなるはずですよね。

3つ目は「ゴルフ場ごとの楽しさを満喫すること」。日本中にあるゴルフ場って、コースもそれぞれ全部違いますが、それ以外に温泉があったり、食事がおいしかったりといろいろな楽しみがあるじゃないですか。ラウンドする時間をできるだけ作ってプレー以外も堪能したいです。そして、いつかはハワイでゴルフができれば最高ですね。

最後に4つ目は「100を切ること」。はたしていつの日になるかは分かりませんが、1日でも早く達成して、胸を張って皆さんに「森咲、やりましたー!」って報告したいですね（笑）。

森咲智美

1992年生まれ、名古屋市出身。キネマ旬報主催の「グラビア・オブ・ザ・イヤー」で3年連続グランプリを獲得し、殿堂入り。インスタのフォロワー数400万以上のインフルエンサーで、モットーは「水着の面積はできるだけ小さく」

週刊ゴルフダイジェスト2021年10月26日号より