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酷暑ゴルフ「熱中症」を防ぐ工夫を大公開!ベテランゴルファー700人にアンケート調査【ニッポンゴルフ実態調査】

今年も厳しい残暑が予想されるが、さりとてゴルフはやめられない。そこで今回は、先日Myゴルフダイジェストで実施したゴルフの熱中症対策に関するアンケートの結果を公開! 夏ゴルフで経験した危険なエピソードから、効果的な暑さ対策のアイデアまで、ぜひ参考にしていただきたい。

必須アイテムの定番は
「水筒・サングラス・氷のう」

アンケートはウェブサイト「Myゴルフダイジェスト」上で行い、701件の回答を得た(男性664名、女性37名)。

集計結果によると、夏のラウンドでゴルファーが必ず使用・携帯するアイテムとして圧倒的な支持を集めたのが「水筒」で、77.2%の人が携帯。これに続くのが「サングラス」(70.3%)、「氷のう」(70.0%)、「日焼け止め」(68.5%)、「タオル」(66.2%)」で、これらが夏ゴルフのマストアイテムと言えそうだ。

夏のラウンドではペットボトルの飲料はすぐに生ぬるくなってしまうので、氷を入れた水筒はマスト。クラブハウスに氷を用意してくれているコースも多く、ハーフで氷と水を補給することができる。氷のうも今や多くの人が持っており、頭や首元などダイレクトに冷却することができる。

サングラスや日焼け止めは直接暑さを緩和するものではないが、夏の強い紫外線から体を守る上で重要。タオルも単に汗を拭くだけでなく、冷感タオルなど水で濡らすことで冷却効果のあるグッズもあり、やはり夏ゴルフでは不可欠なアイテムといえる。

また6番目の「保冷バッグ」(58.2%)も、後述のとおり暑い日のラウンドでは重宝する。「日傘」(37.5%)や「アームカバー」(35.9%)は、一昔前は女性が使用するイメージだったが、近年では男性ゴルファーの使用率も高まっていることがうかがえる。

その他のアイテムで多かったのが、「ハンディファン(携帯扇風機)」「ネッククーラー」「冷感インナー」「空調服」「梅干し」「塩分タブレット」「凍らせたペットボトル」などなど。体を冷やすだけでなく、塩分等ミネラル補給が重要であることも浸透してきている様子だ。また、熱中症の初期症状として足がつることがあるが、その症状を緩和させるための「ツムラの68番」(芍薬甘草湯)を携帯している人も一定数いた。

「記憶がない」「フラフラに…」
夏ラウンドの恐怖体験エピソード

「夏のラウンドで危険だと思ったエピソード」を尋ねたところ、明日は我が身とも言える生々しい体験談が多数寄せられた。

意識の混濁・めまい

熱中症にかかり、意識がもうろうとしてきたり、中には言葉が出なくなるという経験をした人も。

「後半9ホールの記憶がない」
「めまいがしそうで下を向けなくなりました。パターの時にマークもできなくなりました」
「木がない河川敷コースで猛暑日のラウンド。対策はしていたが、後半頭がぼぉーっとしてきた」
「言葉が出てこない。焦りました、頭は働いているのですが、言葉が出てこないのです」
「ファンベストを着用し、氷嚢も使用、水分もこまめに摂取し、塩分補給もしていたが、後半3ホール目で耳が遠くなり出した」
「立てなくなった、クラブが飛んだ」
「30ヤードのアプローチで、ドライバーを握っているのに気が付いた時、『あぁ、危険だ…』と思いました」

景色が白っぽくなったり、黄色っぽい色になったりと、視覚的な異常も熱中症のサインと思われる。

「一時、目の前が白くなり焦点が合わなくなった」
「景色が黄色っぽく見えてきて、慌てて持参の氷水を頭にかけ、飲水し、ラウンドをやめてカートで2ホールほど過ごしてことなきを得た」
「ちょっと景色がセピア色に変わりました」

脱水による身体の異変

脱水症によって水分やミネラルが不足すると、足がつるなど体に異変が生じることがある。

「尋常じゃない発汗があり、その後足がつった」
「脱水状態だったらしく足がつりそうなところ、丘を駆け上がったらふくらはぎにドン!というショックを感じて……肉離れでした」
「熱中症で両足のふくらはぎがつって動けなくなった」
「8月に歩き(手押しカート)でラウンドしたら、ハーフが終わる辺りからズボンが汗びっしょりになり、下半身が動かなくなった。12番ホール終了時に茶店があったので、棄権して支配人に乗用カートで迎えに来てもらいました」
「ラウンド中にトイレに行きたくなるからと飲み物をあまり口にしないでいたら手足が痺れてきて気がついた時には熱中症になっていた」
「疲労とは違う、脱水症状からくる脱力感を感じたとき、身体を上手く動かせなくなって、ゴルフがボロボロになりました。集中力も欠いてしまい、プレーが雑にもなり、何をやっているか分からなくなる感じが、自分の夏ラウンドで感じた危険です」
「暑くて汗をかいてるのに鳥肌が立ち始めた」

アルコールは水分補給にならない

暑い日はとくにお昼のビールが美味しく感じるが、アルコールは利尿作用により体内の水分が排出されやすくなるため、夏はとくに脱水症状を引き起こしやすくなる危険性も。

「昼食にビールを飲み、後半のラウンド中、トイレが近くなったので水分補給を減らしたところ、最後の2ホールくらいで体がダルくなり、ラウンド後に動けなくなったことがある」
「寝不足でラウンドしてビールを飲んだら午後フラフラになって足をつってしまいました。睡眠をしっかり摂ってアルコールは控えて吸水性の良い飲料水を飲まないといけないと改めて気付きました」
「プレー中は大丈夫でしたが数日してから発熱やだるさが出て熱中症でした。家に帰りノドが乾きビールが美味しく飲んでしまったため脱水が進んでしまったようです。プレー後はアルコールはほどほどに!」

準備不足の恐怖

「途中で飲み物が切れてしまったが、茶店の自販機を使うための小銭を持っていなくて焦った」
「残り2ホールで水筒の水がなくなり、そのままプレー。ホールアウト後に軽い熱中症で1時間ほど動けず」
「ペットボトルの水を飲み切ってしまって、あと数ホール回らなくてはならなくなった時。ハーフ2本あれば十分と思っていたが、その日は足りないくらい暑くて大変だった。氷のうの水をかけてなんとか乗り切った」

夏は思ったより水分を消費してしまい、途中で飲料がなくなってしまうことも。また、茶店は近年セルフのところも多く、自販機が現金のみのケースもあるので、カートバッグに小銭を常備しておくことを忘れずに。

帰りの運転も要注意

「車でラウンドの帰り右足がつって危うくブレーキが踏めなくなった」
「帰りの車を運転中に指先の硬直と喉の渇きが続いた」

ラウンド中はなんとか持ちこたえても、脱水症でミネラルが不足した状態だと、帰りに車中で足がつるなどの症状が出ることも。運転中に足がつると危険なので、異変を感じたら休憩したりミネラルのタブレットを補給するなど事前に対策しておきたい。

ベテランゴルファーが実践する
効果的な暑さ対策アイデア

では、実際にベテランゴルファーたちは、過酷な夏を乗り切るためにどんな対策をしているのか。オススメのアイデアやグッズをご紹介!

ドリンクの「2本凍らせ」テクニック

非常にシンプルですぐにマネできる熱中症対策テクニックがこちら。

「ペットボトルを冷凍庫で凍らせておき、プレー中はタオルを巻いて氷のう代わりに冷却として使い、溶けてきたら飲む。午前用と午後用で最低2本は準備する」

凍ったペットボトルにタオルを巻いておくだけで、意外と溶けにくくなるし、さらにそれを氷のう代わりとして使えるという一挙両得。半分溶けた状態でペットボトルをシャカシャカ振ると、シャーベット状になって美味しいのでオススメだ。

2本とも凍らせてしまうとすぐに飲めないので、あえて1本は凍らせずに持っていくという人も。

「ドリンクは1本凍らせたものと、すぐに飲める状態のものを必ず持っていきます。保冷剤代わりにもなるし、後半にはほどよく解けていて冷たい状態で水分補給ができます。氷嚢はハーフが終わる頃に解けて冷たくなった中身を頭からかける。休憩中に補充し、また終わる頃に頭から……最後までしっかり使います(笑)」

また、保冷バッグや小型のクーラーボックスを活用している人も多かった。

「保冷バックに凍らせたペットボトルと絞ったおしぼりをどっさり入れてます」
「小型のハードケースのクーラーボックスを持参すると、氷のうや凍らせたペットボトルが一日中冷たいまま保てる」
「やはり、日傘、クーラーボックスに保冷剤、氷嚢等。ただし、氷嚢の中には氷ではなく保冷剤を入れ長持ちさせる。手から離す時はクーラーボックスの中に入れる。1日効果が期待できます」
「性能のよい小型クーラーボックスに氷水を入れておけば、常に冷えた飲み物だけではなく、おしぼりを何度も濡らして体を拭いたり、ネッククーラー等の冷感がなくなったら、また冷やして使えます。荷物が増えますが、夏ゴルフで一度使ったら手放せません。準備も楽しめれば、夏ゴルフは最高に気持ちよくプレーができると思います」

クーラーボックスにはドリンクだけでなく、おしぼりやネッククーラー、氷のうなどを入れるのはナイスアイデア。また氷のうに氷ではなく保冷剤を入れるというテクニックもあなどれない。

体感温度を下げる工夫

日なたと日陰では体感温度はかなり変わる。男性は日傘を使わない人が多いが、日傘で日陰を作るだけでも熱中症予防の効果は十分にある。

「日傘を使うだけで体感温度がガラリと変わる」
「ラウンド中は日傘をさす。クーラー付きのカートでラウンドする」
「クールカートがあれば申し込む。フェアウェイ乗り入れがあれば、有料でも申し込む」
「カートは極力日陰に停め、打順待ちも日陰で待つ」
「日陰、木陰を綱渡りのように探して歩き、できるだけ直射日光に当たらないようにする」

最近はクーラー付きのカートやフェアウェイ乗り入れ可のコースも増えており、プラス料金でも積極的に活用することで日なたを歩く時間を最小限にすることができる。

日傘以外にも、ハットタイプの帽子や、アームカバーを活用したり、ネッククーラーや冷感タオルなどで体感温度を下げる工夫も効果的だ。

「水に濡らすと気化熱で頭を冷やせるタイプのバイザーや帽子を活用する」
「ハット(首の後ろをカバー)」
「汗をかくと涼しくなるアームカバー。首にも、水をつけると涼しくなるタオルを巻く」
「水に濡らすネッククーラーは意外と効果あり。アームカバーも定期的に濡らすと効果が増す気がします」
「凍らせたペットボトルに、スプレーノズルをつけて、ボトルで脇を冷やしたり、スプレーで顔や首筋を冷やしています」

塩分補給の徹底

脱水症状を防ぐには、ただ水分を取るだけでなく、ナトリウムなどのミネラル(電解質)を補給することが重要。

「水分だけでなく、塩タブレットや凍らせたスポーツドリンクをセットで利用する」
「塩をダイレクトになめる(沖縄では常設でした)」
「スポーツドリンクを水と氷で薄めて、岩塩を入れた水筒1L分を用意し、追加で入れるスポーツドリンクのペットボトルを1L分予備で持つ。薄めるのは糖分が濃いため。岩塩は塩分の追加とミネラル補給のため」
「猛暑時の塩分・ミネラル補給に『塩昆布』『梅ぼし純』『梅しば』などを携帯している」

飲んでも飲んでものどが渇く、汗が止まらない、といった症状があるときは、塩分などミネラルの不足を疑おう。

その他のお役立ちアイテム

そのほかにも、熱中症予防に効果のあるアイテムとして、具体的な商品名を挙げてくれた人も。

「氷嚢を使った冷水スプレー」
「ハンディ扇風機、REON POCKET PRO Plus」
「東レの生地を使ったパラソルはかなり体感温度を下げてくれます」
「先日購入したミズノのネッククーラーが手軽で良い。水に濡らしたり小さな保冷剤入り、首元で締め付けを調整できてプレーに影響なしでした」
「日傘を使ったが開閉が面倒に感じ、ワークマンの『Xシェルター』フード付きの上着を購入しラウンドしたら以外と日傘代わりに使えると思いました」
「空調服着用です。スウィングの邪魔にならない薄手のベストタイプ。もうなしで夏ゴルフは無理です」
「冷感スプレーを背中にかけ、ベルトに装着する電動ファンで冷却するのが効果てきめん。氷嚢はサーモボトルタイプだと1ラウンドしても氷が溶けません」
「ザムスト製冷感ベスト」
「ペルチェベスト」

空調服は以前は重かったり動きづらいイメージがあったが、今は軽量で動きやすいものもあり、使用者が増えている印象。ザムストの冷感ベストも使い勝手がよく、ゴルフ以外のアウトドアシーンでも活躍する人気の商品だ。また「REON POCKET PRO Plus」のように、首元に直接装着して体を冷やしてくれるアイデア商品も。興味のある人はチェックしてみよう。

普段からの心がけ、準備

基本的なことだが、体調を整えておくことも重要なポイント。寝不足や二日酔いといった状態では、体の機能が弱まっているため熱中症のリスクも高まりやすい。早朝スルーや標高の高いコースを選ぶことなども、暑い時期には有効だ。

「ゴルフ前日は飲酒しない。睡眠を十分にとる」
「ひたすら水分と塩飴をとる、プレーの前日はお酒を控える」
「早朝スルーがオススメ」
「そもそも真夏は早朝アーリーバードか北海道や長野の標高高い場所でのラウンドをした方が楽しいと思います」
「5月くらいから、暑さに慣れる様に運動を続ける」
「普段から朝ランニングする等暑熱対策を行う」
「真夏は高原のコースを選んでます。標高500メートルくらいまでいくと3度ほど違います。でも真夏は暑いですけど」

まとめ

夏のゴルフを安全に完走するためには、「喉が渇く前のこまめな水分・塩分補給」はもちろんのこと、氷のうや日傘を活用して「物理的に体温を下げること」が極めて重要。ベテランゴルファーの知恵と対策アイテムを参考に、万全の準備で夏のラウンドを安全に楽しもう!