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トップが超コンパクトに! 石川遼のスウィング改造、目指すは「究極の再現性」

PHOTO/Hiroyuki Okazawa、Tadashi Anezaki

日々変化と進化をいとわない石川遼。これまで度重なるマイナーチェンジを繰り返してきたが、今年の変化は一目瞭然。このコンパクトなトップは、どのような意図があるのか。本人を直撃!

昨年までとは明らかに変わり、余計な動きを減らしたコンパクトなトップに。この位置から体の回転でクラブを下ろしてくる。手を使わず、軌道をインサイドから、かつ低く下ろすことが狙いだ。「切り返したときにクラブが暴れて軌道が安定しないことがあった。トップを高く、深くすることは、僕にとってはマイナスだったんです」(石川)

マスターズを制した松山英樹のスウィングが変わったことが話題になったが、石川遼もまた、絶賛スウィング改造中だ。昨年よりもコンパクトなトップ。それは微調整というレベルではなく、誰の目から見ても明らかな変化。これについて、石川本人に話を聞いた。

「トップの位置は、結果的にこの形になっただけで、意図的に低くしているわけではありません」

では、何を求めた結果、この位置に収まったのか?

「再現性の高いインパクトを求めた結果です。再現性の高さを考えた場合、クラブを低い位置から入れ、できるだけインパクトゾーンを長く保っておきたい。そうなると、ダウンスウィングも早い段階で低い位置にいたいんです。インパクトから逆算し、余計な動きを排除した結果、このトップの形になったんです」

再現性を求めることで、飛距離が犠牲になりそうだが……それを察したかのように、石川は続けた。

「トップは大きいほうが、スピードが出て飛ぶと思うかもしれませんが、僕の場合は、それだと確率が悪くなってしまうんです。スウィング改造に取り組み始めたときはもちろん、飛距離は落ちましたが、徐々に戻ってきたし、今では前よりも飛んでいます。確率もよくなっていますよ」

現に、ドライビングディスタンスでは297.5ヤードで4位につけている。

「まだまだ発展途上の段階ですが、試合でも思ったとおりのスウィングができつつある。もっと練習を重ねて早く自分のものにしたいですね」

練習では、ダウンスウィングの軌道を入念にチェックしている。飛んで曲がらない指標であるトータルドライビングは現在3位。スウィング改造の成果に期待したい

石川遼の最新スウィング

※データは4月22日現在のもの

週刊ゴルフダイジェスト2021年5月11・18日合併号より