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【人気連載アーカイブ】遊ぶつもりでやってみて Vol.168「道具はキレイなほうがいい」

家族全員がチャンピオンの経験のある四国イチのゴルフ一家「二宮家」。その長男でありベストスコア59(!)のトップアマ・慎堂さんが、ゴルフに対する独特の考え方や一風変わった練習法を紹介。上達のヒントが満載!

ILLUST/Masaaki Takauji

>>前回のお話はこちら

「こんなときだからこそ~」シリーズ第二弾。先週はグリップ交換をおすすめしたけど、今週はそれに付随して、道具のお手入れをおすすめしたい。

みなさん、道具のお手入れはしてる? ボクはラウンド後、必ず行っている。イチロー選手のように精神論を語るつもりはないが、普通に道具は大切にしている。また、トイレを綺麗にすると幸せになる、のような風水的なことでもない。単純に綺麗なほうが気持ちいいから。ただそれだけ。古いモデルのクラブでも、ちゃんと手入れをすると、古さを感じない。逆に最新モデルのクラブでも、薄汚れていると、なんか安っぽく見えてしまう。そういう意味でも、お手入れはするに越したことはない。とボクは思う。

まずは、ヘッド。ドライバーのクラウンは傷つきやすいから、着古したTシャツなど柔らかい布がおすすめ。もし、フェース面にテンプラマークなんかついていたら、恥ずかしいので、全力で拭く(笑)。実は、タバコの灰が使えるのよ。灰皿にたまった白い灰を指につけ、ちょっと水を含ませ、こする。すると、なんということでしょ~、あの忌々しい跡が綺麗さっぱり消えるではありませんか! 最近は電子派が増えて、灰を入手するのが困難かもしれないけど、機会があったら試してみて。

あと、便利なのがメラミンスポンジ。白いヘッドのドライバーを使っている人で、最近ちょっと黄ばんできたなーと思ったら、アレに水をふくませて、軽くこすってみて。新品同様に白くなるから。「ホワイトホット」パターの白い部分も然り。めっちゃ綺麗になる。ゴシゴシこすったらダメよ。マークとか薄くなっちゃうから。その辺は加減しつつ、試す場合は、自己責任でお願いします。 

それから、グリップ。ボクはグリップが濡れてもぜんぜん気にならないタイプで、ビシャビシャに濡れたラフにも平気で置いちゃう。なので、ラウンド後には必ずタオルで拭くようにしている。さらに、汚れている場合は、石鹸でやさし~く洗う。ゴムのグリップはあんまりゴシゴシこすると摩耗が起きるので、あくまで優しく。心配なら、水で軽くよごれを落とすぐらいでも十分かもしれない。

もちろん、グローブも洗えたら洗ったほうがいいよね。黒や紺など色の濃いグローブだと汚れが目立たない。洗い時や換え時がわからないので、ボクはあえて汚れが目立つように白いグローブを愛用している。そのほうが、清潔を保てるから。

洗剤の売り文句じゃないけど、白さがよみがえると気分も上がる。Tシャツやワイシャツもそうだけど、やっぱり白いものは、パキッと白いほうがカッコイイしね。なので、もし白をお使いなら、これを機に綺麗にしてみて。

ちなみに、道具をお手入れしたからといって、技術が向上するわけではない。でも、気分っていうのは大事。とくにゴルフはメンタルスポーツだからね。

なので、“こんな時だからこそ”道具をピカピカにして、気持ちよくゴルフをしましょう!


全員がチャンピオン! 二宮家

(左から)●慎堂(ボク)1983年生まれ。13、15年四国アマ優勝。HC+2。ベストスコア59 ●英二(父)1958年生まれ。90、95年四国アマ優勝。HC0。練習場経営 ●薫(母)1960年生まれ。94~97、01、03年四国女子アマ優勝。HC2。主婦 ●歌奈子(妹)1985年生まれ。07年四国女子アマ優勝。HC5

週刊ゴルフダイジェスト2020年9月8日号より