【人気連載アーカイブ】遊ぶつもりでやってみて Vol.166「150Yが乗る確率は1%」

家族全員がチャンピオンの経験のある四国イチのゴルフ一家「二宮家」。その長男でありベストスコア59(!)のトップアマ・慎堂さんが、ゴルフに対する独特の考え方や一風変わった練習法を紹介。上達のヒントが満載!
ILLUST/Masaaki Takauji
>>前回のお話はこちら
- 家族全員がチャンピオンの経験のある四国イチのゴルフ一家「二宮家」。その長男でありベストスコア59(!)のトップアマ・慎堂さんが、ゴルフに対する独特の考え方や一風変わった練習法を紹介。上達のヒントが満載! ILLUST/Masaaki Takauji >>前回のお話はこちら みなさんが使っているSWのロフトは何度? ネック形状はどんな?……
「1%」
これ、何の数字だと思う?
失礼を承知で言うけど、1%はアベレージゴルファーが150Yからグリーンオンする確率。調べたわけではない。ボクの勝手なイメージ。その確率は100Yなら20%に上がるけど、池越えの120Yだったら0.5%に下がる。あ、もちろん、これも、ボクの勝手なイメージ。
ご存じのとおり「1」は、正の整数のなかで最小だよね。だから、1%というのは、ほぼほぼ「無」ってこと。たとえば、アルコール度数1%のレモンチューハイ……それは、ほぼレモンジュースである。言いたいのは、1%という確率、それは実現が奇跡に等しいということ。にもかかわらず、多くの人は150Yから、グリーンに乗せる気満々で打つ。もしかして、100%じゃないにしても、80%ぐらいは乗ると思ってない?
まぁ、誰だって、乗せたいよね。ボクだって残り230Yあっても、バーディチャンスにつけようと3Wで狙うもん。その気持ち自体は否定しない。
アカンのはその後。乗らないと、めっちゃ悔しがることである。毎日コツコツと練習している人なら、それも理解できる。でも、週に1度程度の練習で、150Yが乗らなかったからといって、残念がるのは間違っている。と、ボクは思うのだ。「こんなもんかなー」

週1以下の練習なら、それが妥当である。さっきは1%なんて暴言吐いたけど実際は、さすがにそれ以上はあるだろう。でも、ボクがあえて1%と言ったのは、それぐらいのイメージでいたほうがいいってこと。そしたら、乗らないときのダメージが少なくてすむ。ゴルフをより楽しむには、大切な心構えだ。
もちろん、人によっては、乗せる気満々じゃない人もいる。ちょっとマネジメントを意識した人のなかには、「狙うのは〇番以下の距離」と、番手に応じて「狙う」「狙わない」を決めている人がいる。たとえば、残り距離が5番以上なら狙わない。残り距離が6番以下なら狙う。みたいな。
これは一見、きちんと考えているようだけど、ボクからしたらイマイチ。ゴルフはそんな短絡的な発想でうまくいくほど簡単じゃない。「狙う」「狙わない」そして、その際のクラブ選択は状況に応じて、だよね。
というわけで、最後に話をまとめよう。150Yからグリーンオンを狙うのはいいけど、その確率はアベレージゴルファーなら、わずか1%。まずはその事実を認め、グリーンを外しても必要以上に悔しがらないこと。「こんなもんかなー」と、サラッと受け流し、楽しくゴルフをすること。最近、心配なニュースが多いから、とくにね。これがボクからのアドバイス。これってグリーンオンの確率を3%に上げるよりも簡単で、大切なことだと思うので、ぜひ次のラウンドから心掛けてみて。検討を祈ります!
全員がチャンピオン! 二宮家

週刊ゴルフダイジェスト2020年8月18日号より