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【ゴルフせんとや生まれけむ】フッキ―<後編>「ものまねとゴルフには共通点がある!」

ゴルフをこよなく愛する著名人に、ゴルフとの出合いや現在のゴルフライフについて語ってもらうリレー連載「ゴルフせんとや生まれけむ」。今回の語り手は、前回に引き続きものまねタレントのフッキ―氏。

前回のお話はこちら

前回もお話ししましたが、平尾昌晃先生のチャリティゴルフコンペを盛り上げる裏方としてゴルフと関わるようになったノブ&フッキーでしたが、何年かすると、あるタレントさんのマネジャーさんから「そろそろプレーする側に回ってもいいんじゃない?」と言われたんです。平尾先生もそれを認めてくださって、晴れてプレーヤーとしてフェアウェイに立つようになりました。

すると、その後は、叙々苑カップなどさまざまなコンペにも参加するようになり、普段だったらなかなか知り合えない企業や芸能界、スポーツ界などいろいろな分野や立場の方と出会うように。人脈も仕事も自分でもビックリするほどどんどん広がっていきました。僕が思うにゴルフはただ単にカップにボールを入れるだけのスポーツじゃありません。あのカップって見方によっては“輪っか”じゃないですか。人脈も仕事も輪っかみたいにつながっていくんですよ。こんなスポーツってほかにはないと思いませんか?


ウチの事務所の主催で毎月「バースデーカップ」という名のコンペをやっているんですよ。事務所やノブ&フッキー、そして僕らのマネジャーと関係している誰かしらの誕生日が毎月必ずあるので、それを祝うという口実で、とにかくゴルフをやりたいという面々が集まって始まりました。これが途切れることなく続いてて、10月で226回! ここまで長々としつこく(笑)やっているコンペもなかなかないと思います。

そういえば、「ノブ&フッキーコンペ」をやっていた時期もあって、ある時、ものまねの先輩クリカン(栗田貫一)さんと一緒に回っていたんですが、ものすごく調子がよくて前半39という、僕としてはとてつもないスコアが出ちゃったんですよ。ところが実はコンペの前日にノブが腰を痛めてしまって。プレーはしていなかったものの、プレー後のパーティの余興に出る予定でコース入りしていたのですが、悪化して救急車を呼ぶことになってしまった。となると、余興も1人でやらなきゃいけないし、ノブの容態も心配だしで後半はゴルフどころじゃありません。終わってみたら59といういつも見かけるスコアになってました。前半39からの59。まさに“号泣”でした。

僕は前々からものまねとゴルフってどこか共通点があるなあと思っているんでよ。例えば、五木ひろしさんのまねをしようとすると、口や目の形とか手の動きなどを頭のなかで自然とチェックします。すると、体中がスムーズに動いて「あっ今、五木さんになれた」と自分で思える瞬間があるんです。ゴルフもそれと同じで、グリップやテークバックの位置などを意識せずに違和感なくスウィングできたときはいい球が出るし、その日は一日、調子がいいんです。ものまねもゴルフも自然体がいいということかもしれないですね。

今後の夢、目標としては80歳ぐらいまで回りたいと思っています。僕はエンジョイゴルフ派なのでスコアは別にこだわりません。基本は、100を切って常に90くらいで回って人様に迷惑をかけなければそれで十分だと思っています。

フッキ―

ものまねタレント。本名・葺本(ふきもと)光秀。66年東京都立川市生まれ。誕生日は石川遼と同じ9月17日。相方のノブとともにノブ&フッキーとしてテレビ各局のものまね番組、ディナーショー、イベントなどで活躍。ベストスコア84

週刊ゴルフダイジェスト2024年12月24日号より