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【ゴルヨガ】Vol.8 中腰からの「合掌ツイスト」で“ねじる”動きを強化

トレーナーの斎藤大介氏がゴルフの上達に役立つヨガのポーズを紹介する「ゴルヨガ」。今回は、上半身をねじる筋力を満遍なく強化できるポーズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Mai Inaji(ゴルル)

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メニューNo.8

「合掌ツイスト」
で捻転力アップ


下半身に十分な筋肉があるにもかかわらず、ボールがあまり飛ばない人は、下半身を止めて上半身を回す分離動作が身についていません。そういう人が捻転差のある動きを身につけると、飛距離が一気に伸びたり、ショットの直進性が飛躍的に向上したりします。

そのためには下半身を止めて上半身をねじる(回転)ポーズを繰り返すことです。地味でキツイですが、この動きが身につけば、スウィングが大きく変わるきっかけになります。


Pose 1
中腰姿勢からの合掌ツイスト

直立して胸の前で両手を合わせた合掌ポーズでスタート。そこからお尻を突き出して中腰になり、ひざを閉じて下半身を止めたまま左肩を左斜め上に回します。2~3呼吸(4~6秒)キープを3回繰り返した後、右回転も3回繰り返します。これを1日3セット行うことができると理想的です。(2~3呼吸キープ×左右3回)

Pose 2
合掌ツイストをさらに深く

ポーズ1と同じ姿勢でスタート。こちらは中腰姿勢を作って肩を回す際、左ひじを右太ももに引っかけます。そうすると上半身を深くねじることができ、その姿勢を長時間キープできます。両手で押し合う合掌ポーズはストレスや不安の軽減、心を落ち着かせる、などの効果があります。(3~4呼吸キープ×左右3回)

●どんな効果が?
お腹の奥のほうの筋肉に刺激が入りますから、体幹が安定します。背中や肩甲骨周りの可動域も必要になりますので、上半身をねじる力が満遍なく鍛えられます

●スウィングのココが改善!
ゴルフは下半身を止めて上半身を回す分離動作の繰り返しです。お腹にしっかりと力を入れて上半身を回すと、フルショットだけでなく、アプローチやパッティングの動きも安定するようになります

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2024年6月25日号より