Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • 週刊GD
  • 【ゴルフはつづくよどこまでも】Vol.180「衰える体に効くアレコレ!」

【ゴルフはつづくよどこまでも】Vol.180「衰える体に効くアレコレ!」

高松志門の一番弟子として、感性を重んじるゴルフで長く活躍を続ける奥田靖己。今週もゴルフの奥深い世界へと足を踏み入れていく。

PHOTO/Shinji Osawa

前回のお話はこちら

最近、体調を整えるためにやっていることをお話しします。

僕は朝、簡単なヨガみたいなもんを、5分から10分間くらいやるんですけど、あれをやると1日中、体が調子よくスムーズに動きます。

以前、紹介したことがあるユーチューブの『まりこヨガ』(正式には『B-life』)がベースになっておるわけですが、あそこまでしっかりやらんでも、“まりこ先生”が紹介するヨガポーズの中から、自分のパターンを決めて、好きなように組み合わせてやればいいんです。体の調子がよくなるし、ちょっとしたケガなんかもしにくいようになります。

あと、美木良介さんの『ロングブレスダイエット』ですが、これも1日1~2分。それだけで腰痛はかなり防止できます。お尻の穴を絞めて、ハァ~、ハァ~、ハァ~と10秒間、これを10回もやれば汗が出てきます。10秒を10回ですから1分半くらいで終わりますから、造作もないことです。


最近見た、マッチョな体を売りにしてるタレントのなかやまきんに君が、軽めの「スクワット」を紹介しとったんですが、これがなかなかいいです。子どもの頃にいたずらでやられた“ひざカックン”みたいな感じでいいから、ごく浅いひざの曲げ伸ばしを30回やってくださいというわけです。

軽いひざの曲げ伸ばしを30回くらいどうもないやろ、と思うやないですか。それでも23~24回くらいからジワッとくるんで、これでもしっかり筋肉に効いているいうことです。

一日、これだけでいいのだから、ちょっとやってみようという気になりますよね。きんに君は、「これで“筋肉の扉”を開くことになるんです」と言うてました。そしたら次第に、あ、もうちょっとやろうかと思うようになってくるんです。

あとは食事ですが、タンパク質を1日1回は摂るようにはしています。摂れないときもありますけど、どうしても炭水化物ばかりになりがちなので、できるだけ牛肉と豚肉、あまり鶏肉は好きじゃないけど摂るようにしています。あとは鮭などの魚ですね。

タンパク質を摂って、体をちょっと動かす。気をつけんと、どんどん体は衰えまっせ。

「軽い運動のようなもんと、タンパク質を摂ることは大事と思います」

奥田靖己

おくだせいき。1960年、大阪生まれ。93年日本オープンなど6勝。シニアで2勝。ゴルフの侘び寂び、温故知新を追求する

週刊ゴルフダイジェスト2024年6月11日号より