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【ギア選びのウソホント】Vol.171 冬のゴルフは「1番手下げる」が正解です

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

寒いこの時季のゴルフでは気を付けたいポイントがいくつかあります。冬場はどうしても飛距離が落ちるので、少しでも飛ばそうと無理するゴルファーが多いのですが、それがスコアを崩す要因になります。芝が少なく地面が硬いフェアウェイから、飛距離を稼ごうと15度といったロフト少なめの3Wを手にする人もいますが、「ボールを上げたい」気持ちから、無意識のうちに体がボールに近づく動きになって、ソールが硬い地面に跳ねられてしまう可能性大。これは5番、6番などのロフトの立ったアイアンでも同様です。

この時季は、ワンクラブ下げるなどして、できるだけロフトの寝た番手を使うことをおすすめします。芝が薄く、地面が硬いので、低い球で転がったほうがいい、と考えるかもしれませんが、実際は、地面が湿っていたりすることも多いので、きちんとキャリーを出していったほうがスコアを作りやすいはずです。この点からもロフトがある番手のほうがいいですね。

それと最大のポイントは「欲張らない」こと。飛距離を稼ごうと欲張るのではなく、ロフトのある番手でボールを上げて、キャリーで考えて一打一打を組み立てていく。冬ゴルフでは特に丁寧にラウンドすることが大切になります。

堀越良和

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2024年2月13日号より