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【只今コージ中!】Vol.111 スタイル! 質感! 収納力!! これぞニッポン代表・新型「レクサスRX」

ゴルフ好きの自動車ジャーナリスト・小沢コージがゴルフに最適なクルマを求めて奔走する連載「小沢コージの只今コージ中!」。第111回はレクサスの新型「RX」の実力をチェック!

PHOTO/Takanori Miki THANKS/加茂GC

小沢コージ
各種メディア連載をはじめ、TBSラジオ「週刊自動車批評 小沢コージのCARグルメ」(毎週土曜17時50分~)に出演中。YouTubeで「KozziTV」を配信。ゴルフ歴は約20年のエンジョイ派でハーフラウンド好き

エッジの利いた塊感が印象的なスタイリング! 文句なしの走り&インテリア質感! 4バッグ当たり前の圧倒的収納力!! ある意味これぞ日本を代表するゴルファー垂涎の国産プレミアムSUV!? ソイツが新型レクサスRX。

北米で大人気のブランドの稼ぎ頭たるミッドサイズSUVの5代目。もちろん“レクサスSUV”といえば、先日ゴルフ・カー・オブ・ザ・イヤーに選出したフラッグシップSUVのLXが有名ですが、あちらは全長5mオーバーで1200万円超え。おいそれとは手が出ません。


かたや新型RX。昨今の物価高に伴い約100万円値上がりし、664万円~。サラリーマンでもギリギリ手が出せる範囲ですし、実はサイズは旧型とさほど変わらないので、憧れSUVとしてほどよい存在なのです。

クオリティは全面的にアップしており、全幅1.9m強、全高1.7mもほぼ変わらずながら、新たにスピンドルボディと名付けられたボディデザインはなかなか。絶壁の如きフロントマスクと先代の進化形たるセクシーフォルムはより均整が取れ、美しくなっています。

インテリアも素晴らしく、全面的に高品質なソフトパッドで覆われているのはもちろん、14インチの巨大ディスプレーやテスラ顔負けのデジタルメーターを標準装備。さらに素晴らしいのが広さで、外寸はほぼ不変ながらシートの薄型化、フロアの低床化などでリア席スペースを拡大。前後ともに乗降性もアップし、ラゲッジも奥行きを50㎜伸ばしてなんと612リッターに。9.5インチのバッグであれば4本積載できるから凄いのです。

走りも強化されたTNGAプラットフォームでまさにスポーツセダン顔負け。ボディ剛性は高く、乗り心地はフラットでステアリングフィールもダイレクト。

なかでも2.4LターボのRX350は加速感も自然でエンジン車の割に燃費も悪くありません。ただし、現状最も燃費の良い2.5Lハイブリッドが選べませんし、後はスポーティな2.4Lターボハイブリッドや半分EVのプラグインハイブリッドモデルなどなど。どちらも性能はピカイチですが価格900万円前後。

クルマはいい、しかしちと高い。社長、もうちょいお給料上げてくださいな!! と言いたくなるハイクオリティでカッコ良いゴルフ向けSUVなのです。

(左)荷室のラゲッジスペースは612Lと広大。9.5インチのキャディバッグであれば4本積載可能/(右上)高品質なソフトパッドに覆われ、14インチの巨大ディスプレーやテスラ顔負けのデジタルメーターを標準装備/(右下)プラットフォームをブラッシュアップさせつつデザインを一新した5代目


レクサス

RX350 “version L”

全長×全幅×全高/4890×1920×1705mm
メーカー希望小売価格/706万円~

週刊ゴルフダイジェスト2023年8月1日号より