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【名手の名言】ハリー・バードン「世界中のラフはロングヒッターで溢れ返っている」

レジェンドと呼ばれるゴルフの名手たちは、その言葉にも重みがある。ゴルフに限らず、仕事や人生におけるヒントが詰まった「名手の名言」。今回は、1900年前後に活躍した伝説の名手、ハリー・バードンの言葉をご紹介!


世界中のラフは
ロングヒッターで溢れんばかりだ

ハリー・バードン


飛距離は正義。米PGAツアーではいつしか平均300ヤード超えが当たり前になり、500ヤードを超えるパー4もセカンドショットはショートアイアン。600ヤードを超えるパー5もらくらく2つで乗せてくる。とくに伸ばし合い展開では、バーディチャンスを量産できる飛ばし屋が圧倒的に有利だ。

しかしこれは真っすぐ飛べばの話。

飛距離が200ヤードの人と300ヤードの人では、同じ方向に打ち出した場合、単純計算でブレ幅も1.5倍になる。200ヤードの人が20ヤード右に曲がった場合、300ヤードの人が同じ方向に打ち出すと30ヤードも右にズレる。さらにヘッドスピードが速いということはスピン量も多くなりやすいので、曲がり幅はより大きくなる可能性がある。

200ヤードの人がフェアウェイに留まるボールでも、300ヤードの人はラフどころか林の中へ消えてしまうことになるわけだ。

200ヤードの人からすると、300ヤード飛ぶ人はうらやましく映る。体が大きいから飛ぶんだ、野球をやっていたから、筋力があるから、若いから……とつい妬ましく思ってしまう。

しかし一方で、飛ばし屋には飛ばし屋なりの苦悩がある。飛んでしまうがゆえに、少しのフェース向きのズレが命取りになるからだ。

大きく曲がるミスが続くと、次第に怖くなって振り切れなくなる。体が止まって手打ちになり左へ……果てはドライバーを手放し、ティーショットはいつもFWやアイアン。200ヤードでも曲がらない人が妬ましく映るのである。贅沢な悩みと思ってしまうが、飛ばし屋の悩みも案外根深いものなのだ。

「200ヤードでも常にフェアウェイ」か「曲がっても300ヤード」か。究極の2択、手に入るとしたら、あなたはどちらを選ぶ?

■ハリー・バードン(1870~1937年)

イギリス生まれ。全英オープンを3勝したのち、「バードンフライヤー」というボールのプロモーションで渡米、全米オープンに勝つ。全英はその後も3勝し、計6勝は現在も破られていない。フックに悩んだバードンはオーバーラッピンググリップを創意。近代ゴルフへの道を開いたことを称えて、米ツアーの年間平均ストローク1位の選手にバードントロフィーが贈られている。

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