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コロナの影響で? ノーマンが自宅を62億円で売りに出す

グレッグ・ノーマンがフロリダのジュピターアイランドにある自宅を5990万ドル(約62億円)で売りに出している。

大西洋に面した広大な敷地に、ボートハウス、ビーチハウス、プールハウス、テニスハウスなど7つの建物を擁し、メインハウスには、映画室やフィットネスセンター、2つのワインセラー、エレベーターも完備しているという。

「30年ここに住んでいて、思い出が詰まっているが、私と妻は引っ越しをする時だと感じている。ソーシャルディスタンスが必要なパンデミックを経験して、家族のほとんどが海外に住んでいる状況のなか、これからの人生をどこでどのように送るかを考えるようになった」と、2月10日に66歳になったばかりのノーマン。

これだけの大邸宅となると管理するだけでも大変。毎日のように多くの人々が出入りしなければ維持ができず、また、そうした人々とのソーシャルディスタンスを保たなければならない。実際に新型コロナに感染したノーマンならその意識は高いはず。そして、そもそも夫婦二人で暮らすには大きすぎるということだろう。このジュピター地域には、タイガー・ウッズやブルックス・ケプカ、ジャスティン・トーマスなども住んでいる。現役なら、大邸宅を構えること自体がステータスだろうが、あの“かっこつけ屋”ノーマンでさえ、コロナ禍が生活のダウンサイジングを考えるきっかけとなったようだ。

下世話な話だが、タイガーの元妻、エリン・ノルデグレンは、離婚後このジュピターから10数km離れたノースパームビーチに大邸宅を購入。3年前にそれを4950万ドルで売りに出していたが、結局20億円以上も値下げして2864万ドルで昨秋、売却したとか。ノーマンクラスなら、いくらで売っても金には困らないのだろうが、実際にいくらで売れるのか少し気になる?

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週刊ゴルフダイジェスト2021年3月9日号より