Myゴルフダイジェスト

【掘り出し傑作選】やまさき拓味「ゴルフの花道」Vol.4「地球最強のゴルファー」

ハートフルな作風が感動を呼ぶやまさき拓味氏が、かつてゴルフコミック誌「ボギー」で連載していた読み切りシリーズ「ゴルフの花道」。わずか26ページの中で表現される珠玉の物語は、涙なしに読むことは難しい。本日から全6話をMyゴルフダイジェストにて毎日公開。第4回は「地球最強のゴルファー」。主人公はあのレジェンドを彷彿とさせますが、もちろんフィクションです!

後編へつづく

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  • ドラコンで女子の日本最長飛距離365Yという記録を持つ女子プロ、高島早百合。飛ばすためには、インパクトでボールを「押す」ことが大事というが、どうすれば「押せる」インパクトが手に入るのか。詳しく聞いてみた。 PHOTO/Hiroaki Arihara TEXT/Kosuke Suzuki THANKS/高根CC 解説/高島早百合1992年京都府出身。ゴルフの名門・東北高校を卒業後、2011年のプロテストに一発合格。現在はドラコンやレッスンを中心に活躍中 ●CONTENTS●>>#1 ドライバーもハンドファースト>>#2 肩・腰・腕は別々の方向に動く>>#3 手首の角度を最後までキープ ボールを真後ろから真っすぐヒットする ドラコンで365Yという驚異的な記録を持つ高島早百合。細身なのにこんなに飛ばせる理由を聞いたところ、「効率のいいインパクトで、ボールを押せているから」だという。「飛ばないと悩んでいるアマチュアはほぼ例外なく、スウィングのエネルギーをボールにうまく伝えられていません。インパクトでフェースが開いたり、ロフトが増えていたり、軌道が悪くてコスっていたり。これではどんなにパワーがあってもスピンが増えたり曲がるだけで飛びませんよ」(高島)飛ばすために大事なのは、少しロフトが立った状態で、スクエアフェース、ボールに真後ろからエネルギーをぶつけられるインパクト。ポイントは手首の角度にあるという。「左手首は手のひら側に、右手首は甲側に折れた形が必須。『ボールを押せる』効率のいいインパクトは、ドライバーもハンドファーストです!」 “押せる”インパクトのポイント1ロフトが立ってフェースはスクエア クラブの運動エネルギーを効率よくボールに伝えるためには、スクエアフェースで、少しロフトが立った状態で当てることが大事 “押せる”インパクトのポイント2左手は掌屈、右手は背屈 左手首は手のひら側に、右手首は甲側に折れた状態でインパクトすることで、ロフトが立ち、右手のひらでボールを押すような感覚が生じる ボールを“押せない”3大あるある 最長365Y! ドラコンクイーンの1Wスウィング 「押せるインパクト」もう2つのポイントとは?>>#2「肩・腰・腕は別々の方向に動く」>>#3「手首の角度を最後までキープ」 週刊ゴルフダイジェスト2022年1月4日号より 高島早百合の飛びの秘密をさらに詳しく知りたい方はこちら 『ドラコンクイーンが365ヤード飛ばすためにやってきたこと』 こちらもチェック!
  • プロのクラブセッティングを見ると、最新モデルに交じって年季の入ったクラブが入っていることも。長く使われているということは、それだけいいクラブという証拠。そこで、プロが手放せないモデルを中古ショップで探し出し、名器たる理由を探ってみた。今回はトッププロが愛用するユーティリティの名器7本をピックアップ! THANKS/ゴルフパートナー 試打・解説/後藤悠斗 雑巾王子こと武市悦宏プロの一番弟子。多くのクラブを試打するが、自身のクラブは替えられないという「こだわり派」。広尾ゴルフインパクトでレッスンを行う タイトリスト「910H」(2011) 中古価格●4378円~ スクエアな形のヘッドが特徴的 スクエア感のあるヘッド形状でターゲットに対して構えやすく、ロフト角、ライ角を16通りに調整できるシュアフィットツアー・システムをUTに初搭載した 【使用プロ】今平周吾「ヘッドは少し大きいですが、安心感があって振りやすい。ライン出しも打ちやすい」と今平が信頼を置く 【後藤's インプレッション】スコアラインが長く座りもいいので構えやすい「最新UTに比べると小ぶりですが、スコアラインが長いので構えると実際よりも大きく見えるのが特徴です。ヒール側がシャープでトウ側が大きく、スクエア感が出ているので、ターゲットに対して構えやすい。打感はアイアンっぽさがあります」 タイトリスト「816H1」(2015) 中古価格●5478円~ ラフからでも振り抜ける 前作モデル『915H』から入ったソールの溝が、より大きくなりフェースがたわみやすく、飛距離性能と打ち出し角が高くなったモデルが『816H』。『H1』と『H2』があり、上田桃子や菊地絵理香が使う『H1』のほうがヘッドは大きく、やさしさと安心感がある 【使用プロ】上田桃子、菊地絵理香上田桃子は17年から契約外の『816H1』を使用。175ヤード前後のティーショットやトラブルショットにも使用。菊地は18年は21度1本だったが、21年のアースモンダミンでは3本バッグインして優勝した。 【後藤's インプレッション】インパクトで食いつく感じ「ヘッド形状がフェアウェイウッドのような丸型なので、力がそれほどない女性やシニアゴルファーでも払い打てば球がしっかり上がってくれる。それでいてインパクトではフェースに食いつく感触があるので、操作できるという利点もある」 ダンロップ「スリクソンZ H65」(2016) 中古価格●6578円~ 低重心で球を上げやすい クラウンに施されたフェースと平行の溝はロフトごとで異なり、ミスしても飛距離のバラつきを抑え、距離感が安定する。また、内部にあるウェートは、後方にある6Uから徐々に前方に移動し、2Uがもっとも浅重心になるように設計されている 【使用プロ】青木瀬令奈、岡山絵里「アイアンよりピンに寄せる自信があります」と語る青木は5Uと6Uを使用。また全番手で安心して持ち球が打てるセッティングを心がけているという岡山は、3Uと4Uの2本をバッグイン 【後藤's インプレッション】グースネックで球が上がる「ネック部分に窪みを作ることで、グース感を強め、球がつかまるイメージしか湧かないモデルです。ソールだけ見るとハードめですが、番手どおりに球が楽に上がるので、グリーンを狙うというよりピンを狙えるクラブだと思います」 ツアーステージ「X-DRIVE GR」(2012) 中古価格●3300円~ 反発性能が高いマレージング鋼フェース ボールを拾いやすくするため、FP値を大きめに設計。またトップラインをストレートにすることで狙ったラインに構えやすくなっている 【使用プロ】堀琴音アマチュア時代から使用しているクラブで使用歴はほぼ10年になる。もちろん悲願の初優勝を決めた若林舞衣子とのプレーオフでも活躍した 本間ゴルフ「ツアーワールド TW737」(2016) 中古価格●5478円~ 128ccの大型ヘッドで安心感がある 大きめのヘッドながらウッド作りに定評のある本間ゴルフならではの綺麗な形状で構えやすく、ショートウッドに近い感覚で振れる 【使用プロ】笠りつ子17年に使い始め、19年に一度このクラブを外したが、21年に再び投入。そしてヨネックスレディスで5年ぶりの復活優勝を果たした ヨネックス「EZONE XPG」(2016) 中古価格●7678円~ FP値が大きく楽に球が上がる このモデルはFP値が大きく、出っ歯形状で球の上がりやすさが魅力 【使用プロ】若林舞衣子85ホール連続ノーボギーという日本記録を樹立した若林舞衣子。その驚異の安定感を支える武器 タイトリスト「818H2」(2017) 中古価格●1万978円~ アイアンのように構えやすい 重心位置を変えられる「シュアフィットCG」を採用し、弾道のコントロールが可能に。また、ソール溝が広くなりインパクト効率がアップ 【使用プロ】ジョーダン・スピースJ・スピースは17年WGCブリヂストン招待から使用。「グリーンを狙うのに高さが必要になるときは必ずこのクラブ」と絶大な信頼を置く 週刊ゴルフダイジェスト2021年11月16日号より※価格は10月28日現在のゴルフパートナーでの最低金額 >>最新モデルを心ゆくまで試したい方はこちらが便利! こちらもチェック!
  • 14本のクラブセッティングは、時代とともに移り変わってきたが、近年、アイアンのストロングロフト化の影響もあり、プロの間でも急激にセッティングが変化している。そこで改めて、クラブセッティングをどう考えればいいか、専門家に聞いてみた。 TEXT/Kosuke Suzuki PHOTO/Tadashi Anezaki、Hiroyuki Okazawa、Hiroyuki Tanaka、Tomoya Nomura THANKS/マグレガーCC、相模湖CC 解説/松吉宗之 クラブ設計家。フォーティーンで故・竹林隆光氏のもとでクラブ設計を学び、2018年に「Juicy」を設立した アイアンが担う領域が狭くなっている みなさんのキャディバッグには、アイアンが何本入っているだろうか。「5番はもう打てないから抜いた」と、6番~PWの5本という人がいる一方で、コースではほとんど使わない4番までがバッグに入っていて、7本という人もまだまだ多いだろう。実際は5番~PWの6本という人がもっとも多いと思われるが、どうやらこういった、アイアンが6~7本を占める「普通」と思われていたクラブセッティングは、過去のものとなりそうだ。というのも、今年スタンレーレディスで復活優勝を遂げ、さらに樋口久子三菱電機レディスで今季2勝目を挙げた渋野日向子選手のキャディバッグを覗いてみると、なんとアイアンが6番~9番の4本だけなのだ。そしてFW、UTが各2本、PW代わりの46度を含め、ウェッジが4本というかなり斬新なセッティングだった。渋野選手だけでなく、こういったウッド類が多いセッティングは女子プロを中心にツアーの現場でもどんどん増えているし、ウェッジが4本入ったセッティングは米PGAツアーでも主流になりつつある。 渋野日向子もアイアン4本 5Wはなく、FWは3W、7Wの2本。UTが2本でアイアンは6~9番の4本。PWの代わりに46度と、52、54、58度の計4本のウェッジが入っている。一見飛ばし屋のセッティングとは思えない個性的なラインナップ 渋野選手のような「アイアン4本」のセッティングはアマチュアにとって今後のスタンダードになるだろうと話すのは、クラブメーカー「ジューシー」代表でクラブ設計家でもある松吉宗之さんだ。「アイアンのストロングロフト化が進むいま、従来のようにドライバーと5~7本のアイアンセットをベースに、空いているところをFW・UTとウェッジで埋めて距離やロフトの階段を作るセッティングは実用性を失いつつあります。アマチュアにとっては、7番~PWの4本程度のアイアンをベースに、ウッド類とウェッジ類は各4本投入し、(ドライバーとパター以外の)12本を構成することを基本形態として考えるのがおすすめです」 続きを読む 松吉さんによると、ヘッドスピード40㎧前後のアマチュアにとって、ストロングロフトアイアンでは、4、5番はもちろん、場合によっては6番でさえ球が上がり切らないということもある。一方でPWは、機能面でも使用機会としてもウェッジ的要因を失いアイアン化が進んでいる。そうなると、本来アイアンが持っている、グリーンを狙うクラブとして「距離を刻む」機能を担うのは、7番~PWの4本程度のアイアンだけになるだろうというのだ。「アイアンで十分なキャリーと高さが出せない長い距離の領域は、狙った距離を刻むというよりもグリーン周りにやさしく運ぶことが目的となります。これがFWやUTの役割。そしてフルショットだけでなく距離の加減や弾道の高低をコントロールしてピンを狙う役割を担うのがウェッジ。これらがアイアンの上下でそれぞれの役割を果たすことで、初めて実戦的な12本が整うと言ってよいでしょう。これらは、プレーヤーのヘッドスピードや腕前、使っているクラブなどによってもちろん本数が増減します。ヘッドスピードが速い人やロフトの寝たアイアンを使っている人なら、6番や5番アイアンでも距離を刻めますし、超ストロングロフトアイアンを使う人なら、PWのさらに下までアイアン的な用法になるかもしれません。いずれにせよこれからは、この3つのグループをどのクラブにどう分担させるかでクラブセッティングを考える時代になっていくと思います」 3つのグループに分けて考える時代がやってきた! 【FW&UT】やさしく「運ぶ」クラブ FWやUTのようにアイアンよりも深・低重心で球が上がりやすく飛距離を出しやすいクラブは、グリーンに球を止めるには技術が必要だがグリーン周りまでやさしくボールを運ぶことには長けている。アイアンのロフトが立つほど重要性が増すカテゴリーだ 【アイアン】距離を「刻む」クラブ アイアンは、番手ごとに10~15ヤードの間隔で距離を刻んで分担し、グリーンを狙うクラブ。フルショットで使用し、スピンの入った球で必要なキャリーを出し、グリーンにボールを止める能力が求められる。これを満たさないものは、アイアンとしては不十分 【ウェッジ】距離を「打ち分ける」クラブ 本来のウェッジの役割は、アプローチをしたり、距離の微調整や弾道をコントロールして正確に距離を打ち分けること。それにはアイアン的な形状よりも、ウェッジ的な形状で「飛びすぎない」性能を備えたクラブが適している 上の番手が打てているか下の番手をどう使うか では3つのグループの組み合わせをどう考えればいいのか。さらに松吉さんに聞いてみたところ、まずは自分が使っているアイアンのロフトや飛距離をしっかり把握することが大事だという。「たとえばPWのロフトが40度を切るような今どきの超ストロングロフトアイアンを使っているとします。これがドライバーのヘッドスピードが40㎧程度の人だったら、23~24度の6番アイアンでは高さが出せず、おそらく『距離を刻む』用途では使えません。つまり、アイアンとしては考えないほうがいいということ。一方、ロフト37~38度のPWは110~120ヤード前後飛ぶでしょうから、距離を「打ち分ける」ウェッジというより、「距離を刻む」アイアンとして考えるべき。こういうケースでは、7番~PWの4本で十分です。これがロフトの寝たアスリートモデルアイアンだったら、また番手構成も変わります。ドライバーで43㎧くらいの人なら、多分5番でも十分に『距離を刻める』でしょう。一方でPWはウェッジ的に使っているのであれば、セットとし5番~PWをバッグに入れ、アイアン的に使うのは5番~9番の5本という感じになります」 ストロングロフトの飛び系アイアン6番では十分な高さが出せない可能性も アスリートモデル5~9番をアイアン、PWをウェッジと考える こうして「距離を刻む番手」が決まったら、そこから上の「やさしく運べるクラブ」と、場合によってはPWを含めた「距離を打ち分ける用のクラブ」を何本入れられるかが決まる。いずれにしても「アイアンセットが何番から何番なのか」ではなく、「どのクラブをどのように使うのか」を基準に判断することが重要だ。「FWやUTに関しては、ブランドを統一することはおすすめしません。この領域は、実は(1)ティーショット用のクラブ、(2)芝の上からいちばん飛ぶクラブ、(3)アイアンの上の距離をカバーするクラブの3つの用途があるので、それぞれに適したモデルを、ブランドにとらわれずに選ぶことが大事です」もちろんティーショットでFWを使わない人は(1)のタイプのクラブは不要になるし、もっと下のUTなどの番手に任せてもよい。(2)のタイプはヘッドスピードやモデルによって適したロフトが異なり、必ずしも3Wが必要なわけではない。(3)に関しても、顔の好みや求める弾道などによってFWとUTを柔軟に組み合わせて考えよう。「ウェッジも、モデルをそろえたりロフトを等間隔に並べる必要はありません。打ちたい距離や使い道に応じて、必要なモデル、ロフト、バウンスのウェッジを組み合わせましょう」 Point 1FW・UTはブランドをそろえず用途を明確に ロフト15~16度では芝の上からでは十分な高さが出せないケースも多いのでヘッドスピードが遅めの人は、ティーショット用と分けて考える必要がある。「芝の上からいちばん飛ばせるクラブ」も、18度の5Wや、ヘッドスピードによっては21度前後の7W等の場合もある。その下の番手は、FW、UTを好みや用途によって柔軟に組み合わせてみよう Point 2ウェッジはいまや誰でも3~4本 PWをアイアン的に使う人はその下から、PWをウェッジ的に使う人はPWも含めて3~4本でウェッジを構成。とくに飛び系アイアンを使っている人は、低重心で四角い顔をしたアイアンでは飛びすぎたり球が強くなりすぎるので、丸いウェッジ的な顔の高重心の単品モデルを使いたい。ロフトを等間隔にそろえるのではなく、打ちたい距離を打てるロフトや、バンカーや球を上げる用など、用途に応じたモデル・ロフト・バウンスを組み合わせよう 月刊ゴルフダイジェスト2022年1月号より