【ローリー・マキロイ】歴代ドライバーはどれも浅重心ヘッドで重硬シャフト。世界でいちばん振りちぎる男の答え
大柄ではないが、PGAツアー屈指の飛距離を誇るローリー・マキロイ。その強烈なスウィングに対応するクラブスペックに迫った。
左に行かない組み合わせ
テーラーメイド「M5ドライバー」
素直なしなり方で、暴れないシャフト。これがマキロイの求める振り心地だ。
マキロイ アッパー軌道でつかまえるから、走りすぎるシャフトはダメ。ヘッドも、重心が浅い方がよりシャープに振り抜けます。
現在のお気に入りはテーラーメイドのM5。ソールの2つのウェートをやや前方よりにしてつかまり具合を調整。春先はややドローポジションを試していたが、秋以降は現在の位置に固定。
マキロイの歴代ドライバー
2016年 ナイキ ヴェイパーフライプロ
ユニークなソール形状で浅重心を実現。余計なスピン量を抑える低スピンヘッドで飛ばした。
2017年 キャロウェイ エピックサブゼロ
「ジェイルブレイクテクノロジー」で、弾き感が気持ちいいヘッドを採用。
2018年 テーラーメイド M3 460
2つのウェートをフェースに寄せて、浅重心の低スピンを強調していた。
お気に入りの5W
テーラーメイド「M5フェアウェイウッド」
一時は17.5度にロフトを立たせて使っていた、今は19度に戻して使うお気に入りのフェアウェイウッド。
マキロイ グリーンに高弾道でキャリーさせ、止められるのがこの5番ウッド。(3Wを抜いて)フェアウェイウッドが5番だけだったときはロフトを17.5度に立てて使用していました。
マキロイはこの5Wなら280ヤード以上飛ばすことができるという。
マキロイのスウィングのポイントはこちら
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ボールがフェースに乗る
テーラーメイド「P・730アイアン」
フックにスライスと、どこからでもピンを狙えるというアイアン「P・730」。
マキロイ 2017年のノーメッキ仕上げから、2018年末に通常のメッキ仕上げに変更しました。弾道、スピン量までイメージできる顔です。
4Iだけキャビティ「P・750」
打球の上りやすさと多少の寛容性を求めて選んだというキャビティバックアイン。
サイトラインでパットが激変
テーラーメイド「スパイダーXカッパー」
2019年はブレードタイプのパターから変更した「スパイダーX」を使い、パッティングが改善されたという。
マキロイ 2018年の10月に新モデルをテストして、すぐに気に入りました。トウ寄りに構えてしまう悪いクセがあったんだけど、白いトゥルーパスアライメントでセットアップしやすくなり、黒いサイトラインのおかげで正しく狙いやすくなった。
マキロイ ストローク自体はあまり変わらないけど、ターゲットに対してしっかり構えられるようになったのが大きい。
硬くてしならないシャフトで左の怖さを消す
月刊GD2019年2月号より