ルールはバッチリ覚えているつもりでも、いざコースへ出ると、「あれ? こんなときどうすればいいんだっけ……」という場面に遭遇することもしばしば。今回も、ゴルルと一緒に楽しくルールを学んでいこう!

監修／小山混
PHOTO／Yasuo Masuda　THANKS／武蔵野GC

よく晴れた秋の1日。鈴木の朝イチのティーショットは?

「空振りも1回のストロークだから、そのボールはすでにインプレー。ボールに触ったり動かしたりするのはNGよ」と指摘する渥美に対し、鈴木は「たしかにインプレーですが、ボールがティーイングエリア内に残っている場合は、ティー位置を動かしても問題ないはず」と主張。果たして正しいのは?

空振り後、ティーアップの位置を変更することは認められる?

A. 認められる
B. 認められない

正解は……

A「認められる」

空振りも「ストローク」にカウントされるため、ティーイングエリアで空振りした場合、球はインプレーとなる。通常、コース上に止まっているインプレーの球は、あるがままにプレーしなければならず、拾い上げたり動かしたりすることは認められていない（規則9）。ただし、プレーヤーのインプレーの球がストローク後にティーイングエリアにある場合、プレーヤーは罰なしに球を拾い上げたり、動かすことが認められる（規則6.2b(6)）。今回のケースも、空振りは1打にカウントされるが、球はティーイングエリアに残っているため、ティーアップの位置を変えることは問題ない。

週刊ゴルフダイジェスト2022年11月15日号より

Myゴルフダイジェスト有料会員になると
スマホでいつでもルールが確認できる!