【ゴルルとルール】エアレーションの穴が気になったからパターで押さえて均した。別に問題ないよね?
ルールはバッチリ覚えているつもりでも、いざコースへ出ると、「あれ? こんなときどうすればいいんだっけ……」という場面に遭遇することもしばしば。今回も、ゴルルと一緒に楽しくルールを学んでいこう!
監修/小山混
PHOTO/Yasuo Masuda THANKS/武蔵野GC
ゴルル会員番号47
満石奈々葉
ゴルル会員番号44
水谷花那子
水谷のセカンドショットはわずかにグリーンに届かなかったものの、寄せやすい絶好の位置。
カシュッ
きれいにコンタクトし、見事ピン手前1mに寄せることに成功。
「これはパーいただきね♪」
ところがラインを読んでいると、あることに気づく。
「うーん、エアレーションの穴が気になるなぁ」
グリーンの表面には、メンテナンスのための穴が無数にあいていた。
「大事なパットだから、しっかり均しておこう」(水谷)
「ダメですよ~」(満石)
「エアレーションの穴は直してはいけないはず。プレーの線の改善で2罰打ですね」と指摘する満石に対し、水谷は「新ルールではスパイク跡も直せるようになったし、エアレーションの穴を直すのも問題ないのでは?」と主張。果たして正しいのは?
グリーン上でエアレーションの穴を押さえつけ平らに均した。どうなる?
A. 罰なし
B. 2罰打
正解は……
B「2罰打」
プレーヤーはできるだけ元の状態にパッティンググリーンを復元するための合理的な行動をとることによって、罰なしにパッティンググリーン上の損傷を修理することができる(規則13.1c)。しかし、エアレーションの穴など、「パッティンググリーン全体の状態を管理するための通常の作業」によって生じる状態は、上述の「パッティンググリーン上の損傷」に該当せず、修復した場合、ストロークに影響を及ぼす状態を改善したとして2罰打を受ける(規則8.1a)。
週刊ゴルフダイジェスト2022年10月4日号より
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