“新リーグ”でタイガーvsマキロイの対戦が実現!? 世界トップがシミュレーションゴルフで本気対決
24年1月、タイガー・ウッズとローリー・マキロイが“新リーグ”で対決!?
新リーグとは、先日タイガーとマキロイが設立したTMRWスポーツ社が新たに発足したゴルフリーグ「TGL」のこと。“リアル”なスタジアム型コースと“バーチャル”なコースでの戦いは月曜夜のゴールデンタイムに生中継されるとあって、国内外から大きな注目を集めている。
「タイガーの体の調子を考えて対戦の時期を考えた」とマキロイ。同席したTGLのマイク・マッカーリーCEOは「アップダウンのあるコースを何マイルも歩く必要がなく、18ホールを2時間程度で回れるため、従来の試合と比べると体の負担が大きく軽減されるだろう」と述べた。
タイガーが出場するとなれば、テレビの視聴率も期待できるだろうし、もちろんスタジアムも満席近いものになるはず。現在、どこのテレビネットワークで放映されるかは決まっていないが、CEOであるマッカーリー氏は、A・パーマーとゴルフチャンネルを立ち上げた元ビジネスマン。かつてはNBCスポーツグループの経営者としてらつ腕を振るい、NBCのオリンピックやフットボールの放映を成功させた人物でもある。さらにPGAツアーのお墨付きもあり、そういった意味で、TGLの出だしは安泰というのがもっぱらの予想だ。
とはいえ、1チーム3名、6チームの総当たり戦で、年間15試合が開催されるTGLにタイガーが出場するのは5試合だけ。若者や非ゴルファーまでもがターゲットということで、“タイガーなし”でも人気を集めることは不可能ではないが、そうならない可能性だってある。トップゴルフ(近年流行しているエンタメ系のドライビングレンジ)で遊ぶゴルファーが、思ったほどゴルフ場へ足を向けていないように、TGLの放映がゴルフ人気や従来のトーナメントの集客に寄与しない可能性は十分ある。どちらにせよ、再来年の1月が待ち遠しい……。
週刊ゴルフダイジェスト2022年9月20日号より
こちらもチェック!
- 飛距離を伸ばすうえで、地面反力やシャローイングといった理論がクローズアップされてきたが、プロコーチの内藤雄士氏によると、そうした理論を取り入れる以前に「胸椎」の使い方を覚えることが先決だという。あまり意識したことのない「胸椎」という部位が、いったいなぜ大事なのか。どのように動かせばよいのか。詳しく話を聞いてみた。 TEXT/Kenji Oba PHOTO/Akira Kato、Tadash……
- 年間王者を決める「ツアー選手権」の開幕前日、ジェイ・モナハンPGAツアーコミッショナーが、LIVゴルフへの選手流出を食い止めるための“前例を見ない”施策を発表したが、その裏でタイガー・ウッズが動いていたことをご存じだろうか。 施策の目玉は、特定の大会について賞金を大幅にアップするとともに、プレーヤー・インパクト・プログラムの対象を10人から20人に増やし、ボーナスは1億ドルに倍増。一方、ツ……
- PGAツアーのプレーオフシリーズ第2戦「BMW選手権」でローリー・マキロイが前代未聞の珍事件に遭遇していた。 それは大会3日目のこと。ウィルミントンCCの15番パー3でティーショットをピンまでおよそ5メートルに乗せたマキロイがグリーンに上がると不思議な光景が。2人1組で一緒に回っていたS・スターリングスのボールがバンカー内にあるにもかかわらず、自分のボール以外に1つ、ボールがグリーン上にあ……
- 史上最多タイのツアー82勝を挙げているタイガー・ウッズ。あまりにもトロフィの数が多すぎて、「行方不明のものもあるらしい」とローリー・マキロイが明かしていたが、15個あるメジャーのトロフィに関しては、どうやら整然と収納されているらしい。 全英オープンの前週に出場したプロアマ終了後、タイガーは記者から獲得したクラレットジャグ(全英のトロフィ)の置き場所を尋ねられた。「4つのシェルフ(棚)がある……