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「マスターズに向けてしっかり治療していきたい」松山、金谷、中島、日本人3選手の仕上がりは? 直前レポート

マスターズ直前! アメリカで取材を続ける記者が日本人3選手の仕上がりをレポート。

PHOTO/KJR

練習日には「95%の状態」(松山)とケガから回復した様子で、月曜日と火曜日は4、5時間球を打ち込んだが、水曜日に痛みが再発、なんとか試合には出たものの、予選ラウンド2日目途中で棄権となった

ディフェンディングチャンピオンの松山英樹の状態が少し心配です。先週のバレロテキサスオープンで4週間ぶりに試合に出たものの、2日目に9ホールを終えて棄権。「昨日同様、少し痛みがあり、ラウンドを進めるにあたり痛みが少しずつできて、棄権にいたりました。来週のマスターズに向けてしっかり治療していきます」というコメントを残して、会場を去っていきました。この状態だと、連覇に黄色信号が灯っていると言わざるを得ません。

ただ、棄権する直前にも191Yをベタピンに寄せてバーディをとるなど、持ち前のプレーを見せていましたから、「マスターズに向けて大事をとって棄権した」というのが本音だとは思います。試合の始まる木曜日までになんとか“戦える状態”までもってきてほしいところですね。

初日はスタート前に救護室へ行き、治療を受けた模様。二日目には首の周りにテーピングを貼り、プレーを続けたが、プレー中に首をさする姿も。なかなか痛みが引かない様子だった

一方同じくバレロテキサスオープンに出場していた金谷拓実。練習日にコーチのガレス・ジョーンズ氏と合流し、コーチの元で調整を行いました。直近のWGCマッチプレーではベスト16に入るなど、調子が上がってきています。持ち前の勝負強さが戻ってきた感があり、非常に楽しみですね。

そのガレス氏は、テキサス滞在2日ばかりで、アトランタに移動して中島啓太と合流。直前合宿を行い、こちらも2年ぶりに教え子とみっちり戦略会議をしたそうです。そしてオーガスタ入りし、すでに練習ラウンドを重ねています。ナショナルチームのショートゲームコーチでもある、クレイグ・ビショップ氏がキャディをするそうで、ナショナルチームの強力なバックアップ態勢で、上位進出を狙っていきます。

大学の先輩後輩で仲良く会話する姿も

松山と金谷は練習日に一緒に練習ラウンド。マッチプレーで成績を残した金谷に、松山がいろいろと質問していた

中島啓太は直前に合宿を敢行

先週からアメリカに入って、アトランタ近郊のゴルフ場でガレスコーチとともに合宿。中島もコーチとは2年ぶりの再会。その後、オーガスタに移動して、すでに毎日練習ラウンドも行っている模様。着実に準備を進めている

週刊ゴルフダイジェスト2022年4月19日号より