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【この技で初優勝!】片岡尚之編 #2「平均パット1位! 最大のコツは“打ちたいところに打ち出す”こと」【動画あり】

2021年の「ジャパンプレーヤーズ選手権」でプロ4戦目にして初優勝を挙げた片岡尚之の得意技は、ドライバーのローフェードと安定感抜群のショートパット。今回は、平均パット堂々1位のパッティング技術に迫る。

PHOTO/Hiroyuki Tanaka、Hiroaki Arihara THANKS/嵐山CC

解説/片岡尚之

かたおかなおゆき。97年生まれ。北海道出身。東北福祉大4年のときにプロ転向。プロとして4戦目のジャパンプレーヤーズ選手権でいきなり優勝を果たす。平均パットは1.7349で1位、サンドセーブ率6位と、ショートゲームに抜群のセンスを持っている

パットは狙ったところに
打ち出せるかが勝負

GD 片岡プロは、優勝したジャパンプレーヤーズ選手権で、バーディを23個取っていますね。

片岡 そうですね。得意クラブはパターですから。

GD 20-21年のデータを見ると、平均パット数が1.7349で、なんと1位。どうすれば、そんなに入るんですか?

片岡 パッティングは、打ちたいところに打ち出せるかが勝負なんです。だから、僕は体もフェース面も真っすぐ構えられているかをいつも確認しています。そして、できるだけ手を使わず、肩の動きで振り子のようにストロークすること。これが、再現性を高める方法だと思っています。


GD オススメの練習法はありますか?

片岡 レールの上を転がしたり、ゲートの間を通してカップインさせる練習がいいですよ。“入れ頃”の距離に絶対強くなれます。

Point 1
ショルダーストロークで打つ

「手を使うイメージはまったくありません。体の中心を支点にして、両肩をシーソーのようにタテに動かしてストロークします」

Point 2
左手の親指と人差し指をトリガーにする

「器用な右手が動きすぎないように、クロスハンドでグリップしています。左手の親指と人差し指をトリガーにして、ここでフィーリングを出しています」

Point 3
手首の角度をキープする

「パットの再現性を高めるには、手首の角度は絶対キープです。手首をロックしないと、距離も方向も合わせられなくなります」

Drill 1
レールの上を真っすぐ転がす

「レールの上を転がすだけの単純な練習ですが、完璧なスクエアでヒットしないと、ボールがレールから外れてしまいます。パターの芯でボールの芯をとらえられるようになり、ボールの転がりがよくなります」

Drill 2
ゲートを通してカップインさせる

「ティーを使って、パターとボールが通るゲートをそれぞれ作り、その間を通してボールをカップインさせます。1.5メートルくらいのストレートラインでやります。ショートパットに自信がつきます」

片岡尚之のパッティングを動画でチェック!

>>片岡尚之編 #1
フェアウェイを獲る「ローフェード」

週刊ゴルフダイジェスト2022年2月15日号より