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40過ぎてキャリアハイの大活躍! マット・ジョーンズってどんな選手?

さまざまな記録が生まれた2022年初戦の「セントリートーナメント・オブ・チャンピオンズ」では、キャメロン・スミスとジョン・ラームが優勝争いを演じるなか、マット・ジョーンズが決勝ラウンド2日間で23アンダーのツアー記録を叩き出し、3位に食い込んだ。ところでジョーンズって何者?

セントリートーナメント・オブ・チャンピオンズは、「64」~「65」をマークしないと順位を上げられないほどビッグスコアが続出。そんななか、存在感を放ったのが41歳のM・ジョーンズ。3日目に「62」、最終日はコースレコードタイの「61」を叩き出し、これまでS・ストリッカーが持っていた36ホールのツアー最多アンダー記録(21アンダー)を上回る23アンダーをマークし、最後まで優勝争いを盛り上げた。

「(4日間トータル)32アンダーで勝てないっていうのはツアーの層の厚さと選手の素晴らしさの証明だね」と笑ったジョーンズ。サンデーバックナインの13番で85ヤードをカップに沈め、チップインイーグル。15番パー5でもイーグルを奪うと、17番では15メートルを沈めてバーディ。圧巻のプレーを披露した。

オーストラリアのシドニー郊外で生まれたジョーンズは、6歳のとき、当時世界ランク1位だったG・ノーマンと出会いプロを目指す。名門アリゾナ州立大学に進むとゴルフ部で活躍。卒業と同時にプロ転向したのち、下部ツアーや豪州ツアーで下積み時代を送り、08年PGAツアーデビュー。ルーキーイヤーでいきなり優勝争いをして注目を集めた。

しかし、なかなか芽が出ずランキング3桁台に低迷。14年にようやくシェルヒューストンOPで優勝したものの、その後はシードぎりぎりの戦いが続き、下部ツアーに転落したことも。ところが40歳になった昨年、突如ホンダクラシックで後続に5打差をつける圧勝で2勝目を手にした。

「今年は初戦でいいスタートが切れた。残りもいいシーズンにしたいね」

ちなみに妻メリッサさんは09年のミスアメリカ、アイダホ州代表の美人である。

ホンダクラシックでも初日「61」の大爆発(Photo by Cliff Hawkins/Getty Images)

週刊ゴルフダイジェスト2022年2月1日号より