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【ギア選びのウソホント】Vol.70 ウェートは「打ちたい球筋」よりも“自分の打点位置”に合わせるべし

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

先週は「カチャカチャ」の注意点をお伝えしましたが、今週はウェートビスやウェートスライダーについてのお話です。いまや一般的となったウェート調整機能。各メーカーの謳い文句としては「このウェート配置にすれば『ドロー(フェード)弾道』が打てる」だと思います。もちろん、ヒール寄りにウェートを配置すると、重心距離が短くなり、ネック軸周りの慣性モーメントが抑えられ、ヘッドが返りやすくなるので、ドローが打ちやすくなるというのは間違いではありません。また、その逆にトウ寄りに配置することでヘッドの返りが緩やかになり、フェード系弾道になりやすくなるというのもその通りだと思います。しかし、私の経験では、ウェート調整機能の最大のポイントはそこではないと考えています。

私がオススメするのは、メーカーが謳うような打ちたい弾道にウェート配置するより、自分の打点の後ろにウェートを配置することです。そうすることにより、インパクト時にヘッドがブレにくくなり、ミスしても飛距離ロスや曲がり幅を抑えてくれます。つまり、弾道が安定する効果があるのです。そのためにも自分の打点位置を把握することは重要ですよ。ぜひお試しください!

打点がトウ寄りの人はウェートもトウ側にするのがオススメ

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2022年1月11・18日合併号より