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アマチュアに3Wは必要か?【HS40~42m/s】最新FW29モデル「3W・5W・7W」飛距離と弾道を総チェック

ドライバーの下は3番ウッド(3W)を入れている人が大半だが、フェアウェイから3Wを上手く使いこなせている人はどれだけいるだろう。3Wと5Wで飛距離が変わらないのであれば、必ずしも3Wを入れる必要はないかもしれない。今回は、フェアウェイウッド29モデルを一堂に会し、3W、5W、7Wの各番手を試打&計測。ウッドセッティングの参考にしよう!

PHOTO/Hiroaki Arihara、Tomoya Nomura THANKS/フライトスコープ ジャパン、ゴルフ倶楽部 成田ハイツリー

あえて難しい3Wを
入れる必要はない?

ドライバーの次に飛ぶからとバッグに入れている人も多い3W。確かにロフトが立っていて、シャフトも長いのでティーアップしてちゃんと当たれば3Wのほうが飛ぶ。しかしフェアウェイウッド(FW)は地面から直接打つクラブ。

「ヘッドスピードが遅い人、とくにHS40㎧以下では、フェアウェイから直接打った場合、3Wと5Wのキャリーにほとんど差は出ません。ある程度の打ち出し角度がないと、適正なキャリーが得られないからです」とクラブ設計家の松尾好員氏。

「テストの結果では女子プロでさえ、キャリーの差が6〜7ヤードくらい。ヘッドスピード以上にロフトが立っているとスピンは得にくくなり、球は上がりにくくなります。そのためロフト角のある5Wや7Wのほうが3Wより飛んでしまうということも。あのタイガー・ウッズでさえ3Wは15度。普通のアマチュアには15度の3Wは難しいんです」(松尾)

テスターを務めた後藤悠斗プロがドライバー換算で41㎧ 程度のヘッドスピードで打つと、確かに3Wと5Wの飛距離の差が小さいモデルがあった。一方で、しっかりと距離の差が出るFWもあった。比べてみると、3Wと5Wの差が出たモデルは初速が出ていて、スピンも多い。「一般的にはヘッドの見た目が大きく、高重心&深重心のFWのほうがスピンが入りやすいです」(松尾)

FW29モデルを試打
番手ごとの計測データを公開!

試打&解説/後藤悠斗

「雑巾王子」こと武市悦宏プロとともに広尾ゴルフインパクトでレッスンを行う。ギアへの造詣も深い

計測方法
後藤プロがドライバーのHS41~42㎧相当で試打。ボールはタイトリスト「プロV1」を使用し、弾道計測器「フライトスコープ」で計測。データは5球打った平均

>>コースで実際どれだけ飛ぶ?
打って試すなら「クラブステーション」が便利!


週刊ゴルフダイジェスト2021年12月28日号より

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