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【マスターズGCレディース】古江彩佳が2週連続V! 賞金ランクも2位に浮上

<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース/マスターズGC(兵庫)/6571Y・パー72/10月21日~24日>

兵庫県のマスターズGCで行われた「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」。最終日、単独首位からスタートした古江彩佳が首位を守り、2週連続優勝を果たした。

PHOTO/Hiroyuki Okazawa

最終日、単独首位からスタートしたのは、前週のチャンピオン・古江彩佳。同組は菊地絵理香と勝みなみ。勝とは前週の富士通レディースでも最終日同組で、3ホールのプレーオフも戦っており、2週連続の優勝争いとなった。

古江は連続バーディとスタートダッシュに成功した後はしのぐゴルフ。一方、ひとつ前の組の西郷真央が後半4つのバーディで11アンダーとし、先にホールアウト。古江は18番、最後に約1.5メートルと微妙な距離のパーパットを残したが、しっかり沈め、今季(20-21シーズン)5勝目。自身2度目の連続Vを果たした(前回は2020年の伊藤園レディースとエリエールレディス)。

古江は地元兵庫での優勝に「かっこいい姿で終われて良かった。リーダーボードは見ていて、18番で前の組に歓声が上がったので(西郷が)11アンダーにしたなとわかりました。でも、あまり考えず自分のゴルフに集中しました」

この優勝で今季5勝、通算6勝とした古江だが、この6勝はすべて9〜11月にマークしたもの。終盤の秋に強い“オータムモンスター”だ。

長い長い2021年ツアーも残りあと5試合。賞金女王争いでは、首位を走る稲見萌寧が、腰痛でこの試合を棄権したこともあり、ますます熾烈になってきた。優勝賞金3600万円を手にした古江は4位から2位にジャンプアップし、稲見との差は約2200万円。マネークイーン争いから目が離せない。

賞金ランキング

1位稲見萌寧2億1448万6649円
2位古江彩佳1億9239万7575円
3位小祝さくら1億7721万8583円
4位西村優菜1億6778万7056円
5位西郷真央1億4662万1691円
優勝した古江が稲見との差を縮め、西郷は未勝利ながら5位をキープ(※10月24日現在)

西郷真央はホールアウト後、プレーオフ進出を信じ練習グリーンに出ていたが、古江が1打差で逃げ切った。最後は今季6度目の2位

日本で7年間プレーし、通算6勝を誇るキム・ハヌルが現役生活に幕。最後まで“スマイルクイーン”らしい笑顔のプレーを貫き、20位タイでフィニッシュ

<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース・最終成績>

優勝古江彩佳-12
2位西郷真央-11
3位菊地絵理香-10
4位勝みなみ-8
5位T宮田成華-7
5位T脇元華-7
7位藤田さいき-6

週刊ゴルフダイジェスト2021年11月9日号より