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リーダーは「ボギー」。サザンクロスリゾートの“除草課”スタッフが可愛すぎると話題

ゴルフコースの管理はなかなか手のかかる仕事だが、静岡県・伊東市にある「サザンクロスリゾート」では、なんと6頭のヤギが、コース管理に一役買っているという。そのお仕事内容とは!?

PHOTO/Takeo Yoshikawa

サザンクロスリゾートには6頭のヤギが元気いっぱいに暮らしている。しかし、なぜゴルフ場にヤギ? 北村大介社長に話を聞いた。

「ご存知のようにヤギは草を食べます。すると、少しながらでも除草剤が減らせる。コース運営でもSDGs(持続可能な開発目標)が求められる時代ですし、ぴったりかと思い、数年前にオス2頭を迎えました。『除草課』勤務といったところですが、実は『癒し課』も兼ねています。とにかくかわいいんです(笑)。その後、メスも迎え赤ちゃんも生まれて6頭に。けっこう大きな課になってきましたね」

コース内で除草の必要な箇所があれば、軽トラに乗ったり、ときには徒歩で移動。みんなでむしゃむしゃむしゃ。ゴルファーの多い土日はコースの入り口付近の柵に囲われたスペースで過ごすことも。のんびりしているだけで「かわいい」と声がかかり、癒し課員の本領発揮。エサは、草のほか草食動物用の市販のエサをサプリ的に摂り、水と塩も必須なので、岩塩をなめさせているという。

ヤギたちの仕事終わりは16時半ごろとのことだが「その時間になると自分たちでヤギ舎に戻り出すから不思議です」と、スタッフの向中野好広さん。リーダーのシバヤギ「ボギー」を先頭に向中野さんについていく様子は、なんともほのぼの。ちなみにボギー以外の名前はラテ、ベント、テーラー、アルバ、ライと、すべてゴルフに関係のある名。ラテはほんのり茶色のヤギだが「ラテラル」からきており「カフェラテ」由来ではないとのこと。

「アルプスの少女ハイジ」に登場するヤギのようだと大人気 ※サザンクロスリゾートのショートコースで撮影しましたが、通常ヤギはグリーン内には上がりません

人間が歩き出すと自然とついていく。尻尾がピンと上がっているのは気分のいい証

週刊ゴルフダイジェスト2021年10月5日号より