ミケルソンがコース売却で純資産10億ドル! 現役ゴルファー2人目の「ビリオネア」に
フィル・ミケルソンが、自身の所有する6つのゴルフ場を売却し、正真正銘の億万長者となった。
売却されたのはアリゾナにある3つのメンバーコース(リムGC、GC at チャペラルパインズ、ストーンキャニオンクラブ)と3つのパブリックコース(オコティロGC、パームバレーGC、マクダウェルマウンテンGC)。うちストーンキャニオンは、昨年ミケルソンと元NBAのチャールズ・バークレーのペアがステフィン・カリー(NBA)、ペイトン・マニング(NFL)組と対決した“ザ・マッチ”の舞台にもなっている。
フォーブズ誌はこれまでミケルソンが賞金以外で得た収入を8億ドル(約870億円)と試算していたが、6コース売却後はその数字を10億ドル(約1100億円)に上方修正した。
50歳にして今年の全米プロゴルフ選手権で史上最年長メジャーチャンピオンに輝いたミケルソンは、これでタイガーに続き現役ゴルファーとして2人目の純資産10億ドルオーバーの「ビリオネア」となったことになる。
ちなみに現在、車両事故により重傷を負いリハビリ中のタイガーは各社との契約金、アピアランスフィー(出演料)に加えコースデザインによる収入で純資産15億ドル(約1650億円)。
ちなみにフォーブズの“21年版アスリート長者番付”では、タイガーが大坂なおみと総収入6000万ドル(約65億円)で12位タイ、4450 万ドル(約49億円)稼いだD・ジョンソンが20位、ミケルソンは4100万ドル(約45億円)で29位だった。
それにしてもミケルソンが6つものゴルフ場を所有していたことは驚き。賞金以外でいかに手広く稼いでいたか、という証拠である。
手厚い年金制度があるPGAツアーでは、たとえばタイガーの年金は300億円を下らないと言われている。稼げば稼ぐほどさらにおまけが付いてくるPGAツアーはまさに夢舞台だ。
週刊ゴルフダイジェスト2021年9月14日号より