全英シニア初挑戦で8位タイ! 塚田好宣が現地の様子をレポート!
PHOTO/Yoshinobu Tsukada、Masayoshi Nakayama
7月22日~25日に開催された全英シニアオープンでシニアのメジャーに初挑戦し、8位タイの好成績を残した塚田好宣プロ。コロナ禍での海外メジャーの様子をレポートしてもらった。
塚田好宣
つかだよしのぶ。1969 年生まれ、千葉県出身。ツアー1勝。大学卒業後、アメリカ、オーストラリアと渡り歩き、日本のプロテストは1999 年に合格。2年前にシニア入り
今シーズン最後となるシニアメジャー、全英シニアオープン(英国・サニングデールCC)に昨年の賞金ランキング10位以内の出場資格で参戦した塚田好宣プロ。初挑戦で8位タイという好成績を収めたが、コロナ禍のメジャーはいろいろと制約が多かったと語る。
「出発の2日前にヨーロピアンツアーが申請コードを送ってきて、その登録を済ませないと飛行機に乗れないのだけど、うまくいかなくて。何とかクリアして到着し、そこからは隔離免除の特別措置に従いました」
移動はレンタカーで、ゴルフ場と指定ホテルの行き来のみ。外食は禁止。期間中に2回、PCR検査を受けるなどが免除の条件だったという。試合会場でもコロナ対策の規制が敷かれていた。
「少し勝手が違いましたが、やはりメジャーは格別。挑戦できてよかったです」
ここが違った1
ゲートで毎回スマホ画面を提示
「メディカルチェック10項目がすべてクリアしていないとコースへは入れません。毎回、ゲートの係員に見せていました」
ここが違った2
プレーヤーズラウンジがない
「通常、海外の大きな試合にはプレーヤーが集えるテントがあるのですが、今回はナシ。ランチは紙袋に入れて提供してくれました」メニューはパスタ、サンドイッチ。ドリンクは数種類から選択可能。あとはフルーツもあった
ここが違った3
記念グッズの売り場がない
「メジャー大会の風物詩的な記念グッズ売り場がなくて残念。でも、たくさん買おうと思っていたので散財しなくてよかったかな(笑)」
ここが違った4
スコアカード交換はナシ
「通常は本人用のスコアカードを受け取って、それを同伴競技者と交換するという手続きを行うけど、コロナ対策で今回はしませんでした」
「念願の海外メジャー出場で妻孝行ができました」
メジャー初出場・中山正芳
「塚田くんみたいに英語がしゃべれないのでいろいろな手続きが大変でしたが、メジャーの雰囲気、堪能しました。夢がかなって、キャディをしてくれた妻も喜んでくれましたし、有名なプロたちと写真が撮れてご満悦でした」
左からJ・フューリック、E・エルス、M・A・ヒメネス、B・ランガー
月刊ゴルフダイジェスト2021年10月号より