「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

先週の本コラムでは、フィッティングで理想のギアを探してくださいとお話しましたが、フィッティングと聞くと、ほとんどの人が“クラブ”を思い浮かべると思います。しかし、実はフィッティングにはいろいろあって、私が体験した“シャフト”をはじめ、“シューズ”や“グローブ”まであります。そして、読者のみなさんが「よし、フィッティングを受けよう」と思った場合、最初に受けてほしいのは“ボール”のフィッティングです。

ボールに求める性能はゴルファーの数だけあり、まさに十人十色といっていいと思います。そのゴルファーの要望に合わせて、ほとんどのメーカーは「飛距離○○ヤードアップ」という “ディスタンス系”、「プロ使用の激スピン」の“スピン系”、「飛んで止まるを実現」した“バランス系”の3つを用意しています。そして、友人の評判やキャッチコピーを見て、最終的に選ぶゴルファーがほとんどではないでしょうか。

しかしながら、本来は「飛ぶと聞いたから」や「著名プロが使っているから」ではなく、『私はこのボールを使うと良いスコアが出る』という観点からボール選びをするべきなのです。文字に限りがあるので、詳しくは次回お話します。

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2021年8月24・31日合併号より