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【東京五輪】松山・星野と金メダルを争うのは? 注目4選手のスウィングをチェック

PHOTO/Blue Sky Photos
解説/レックス倉本

いよいよ今週開幕する東京オリンピックのゴルフ競技。日本代表の松山英樹、星野陸也のメダルに大いに期待がかかるが、その前には世界の強力なライバルたちが立ちはだかる。メダル争いに絡むであろう注目選手のスウィングを、レックス倉本が解説。

本命はモリカワ
ダークホースはニーマン

金メダル候補No.1はコリン・モリカワ選手じゃないでしょうか。いまPGAツアーの中で一番ボールストライキングが上手いと思います。

彼の特徴は“とにかく手を使わない”こと。バックスウィングでも手でクラブを上げる動きがゼロ、ギリギリまで両腕を伸ばし、左肩を下げるように体の動きを利用してクラブを上げています。切り返し以降も左足を踏み込むことで、自然なシャローイングが始まり、クラブが理想的なポジションに下りています。インパクトにかけて左手首が掌屈(手のひら側に折れる)気味で、ロフトが立って入ってきている。手は一切使わず、足の力でヘッドを加速させています。インパクト後、強烈に左に振って、飛ぶフェードを実現していますが、フォローの抜く方向のイメージを変えれば、ドローも打てるでしょうね。

もうひとり注目しているのが、チリのホアキン・ニーマン選手。スーパーサイドベンド、スーパーシャローなスウィングで、インパクト後でもまだ体が傾いたまま。僕が真似したら、おそらく筋肉がちぎれちゃうでしょう(笑)。インパクト後もサイドベンドと右手首の背屈(甲側に折れる)は続いていて、フォローまでずっとヘッドを走らせています。体の動きとクラブが連動した、まさに今どきのスウィングと言えるでしょう。

世界最強のショットメーカー

コリン・モリカワ(アメリカ代表)

97年生まれの24歳。世界アマランク1位になったあと、19年にプロ転向してからすでに5勝を挙げ、直近の全英オープンでメジャー2勝目

インパクト前後(4コマ目から5コマ目)で変わっているのは、左足が伸びたことと、腰が回っていることの2点だけ。つまり足の力でヘッドを加速させているということ

驚異のサイドベンド

ホアキン・ニーマン(チリ代表)

98年生まれの22歳。18年にプロ転向し、19年のグリーンブライヤーで初優勝。チリ勢として初めて優勝者の名前を刻む。世界ランキング26位

サイドベンドと同様に、右手首の背屈も特徴的で、力をギリギリまでためて、フェースをコントロールしている

フェードヒッターに変身

ローリー・マキロイ(アイルランド代表)

89年生まれの32歳。07年にプロ転向後、数々のタイトルを獲得してきた。11年の全米OPでメジャー初優勝。世界ランクは11位

スウィング改造中のマキロイ。肩が以前より横回転に。以前はフェースをシャット気味に上げて体を開きながら肩をタテに使っていたが、より横の意識が強いスウィングに。足の動きが減って、以前よりスウィングが静かになった印象

その場回転でスウェイ解消

ビクトール・ホブラン(ノルウェー代表)

97年生まれの23歳。14年にノルウェーアマで優勝し、アメリカのオクラホマ州立大へ。19年にプロ転向し、すでに2勝を挙げている

元々左サイドにスウェイしてしまう癖があったというホブラン。切り返しでスクワットが入ることで、その場で回るスウィングになった。右腰と右ひざがラインナップされて、右足の使い方と体の回転がうまく同調している

週刊ゴルフダイジェスト2021年8月10日号より