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【ウェッジ研究】グースネックが人気が再燃。最新モデルの種類とメリットを知ればアプローチ上達間違いなし!

かつてジャンボ尾崎が使用していたことから、日本で一世を風靡したグースネックウェッジ。タイガー・ウッズの登場以降、ストレーネックに人気を奪われてきたが、また人気のきざしが出てきたという。やっぱり日本の芝に合うのはグースネック? その実力をプロとアマの試打で大実験!

まず、グースネックには2つのタイプがある

オフセット(グースネック)しているウェッジには2つ種類があり、派生の仕方が違う。まずは日本式と米国式、2つのタイプがあることを知っておこう。

日本式
源流はJ’sウェッジ

現行モデルだと…

①スタジオウェッジM425(マスダゴルフ)

ジャンボ尾崎が使っていたプロトタイプのウェッジを製品化したモデル。

原英梨花が愛用中!

②RTX F-FORGEDII(クリーブランド)

通常より低重心、深重心設計で、フェースを開かなくても球が上がる。

香妻琴乃が使用中!

米国式
源流はリンクスとピンアイ2

現行モデルだと…

③PMグラインド(キャロウェイ)

フィル・ミケルソンの要望通り、転がし、スピンショット、ロブが打ちやすいウェッジ。

フィル・ミケルソンが監修!

④グライド3.0 アイ2ソール(ピン)

一世を風靡したピンアイ2に現代のエッセンスを加えたモデル。

塚田好宣が愛用中!

グースネックとは?
シャフトよりの後ろにリーディングエッジがあるモデルのこと。インパクトが少し遅れることで自然とハンドファーストに当てやすく、フェースにボールが乗りやすいというメリットがあります。グースでも歯がストレートなものは構えやすくオートマチックに打てる。一方丸みがあるものは、フェースを開いても閉じても使える技巧派のお助けウェッジという位置づけです。(クラブデザイナー・松吉宗之さん)

なぜ今グースが流行のキザシなの?

それは、デカヘッドのグースタイプアイアンが流行っているから。

最近はグースネックのアイアンが流行りつつあり、形状の流れの合うグースウェッジのニーズも高まってきている。

グースは少しダフっても、前に飛んでピンに寄った!

試打したのは内海プロとアマチュアの川野さんのふたり。

内海大佑プロ
ETGSイントラクターで寄せは得意

川野卓也さん
平均スコア90でアプローチは大の苦手

花道から20ヤードを、5球打って一番いい結果を比較

グースはフェースへの乗りがいい!

マイSWと打ち比べたら、グースのほうが低く出てピンに寄った結果に。しかしプロとアマでグースの中でも日本式と米国式で好みが分かれた。
「構えやすくて真っすぐ振りやすいのは日本式、すごくか簡単だった」(川野)
「米国式はいろいろできて、しかも簡単だからいいね」(内海)

内海プロ 懐かしい。グースはゴルフを始めたての頃に使っていました。凄くボールが乗りやすくて、低く球が出ます。でもスピンは効いている。

川野さん ダフったと思ってもボールが飛んでくれて驚きました。

なぜダフリのミスがグースでは減ったのかを内海プロに聞くと、

内海プロ インパクトで最初に地面に当たるのがソールなんです。だからダフってもバウンスが跳ね前にヘッドが滑る。この効果が大きいんです。

内海プロが考察
グースは地面に歯が刺さりにくい

グースはリーディングエッジがシャフトより後ろになり、インパクトで初めに当たるのがバウンスに。多少のダフリも気にせず抜けるようになる。

グースネックは、手首を使わず体の回転で打とう

ボールがフェースに乗りやすいので、無理に手首を使わない。体の回転に合わせグリップエンドを体に向けたまま振り子のように振ろう。

月刊GD2019年12月号より