【イ・ボミのスマイル日和】Vol.22「買い物が大好き過ぎて困っちゃいます(笑)」
イ・ボミのSmile日和
2年連続賞金女王など輝かしい実績を残し、2023年に惜しまれつつも日本ツアーを引退したイ・ボミ。これまであまり語られてこなかった生い立ちや現役時代の秘話など、あらいざらい語り尽くす!
TEXT/Kim Myung Wook PHOTO/Takanori Miki

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- 2年連続賞金女王など輝かしい実績を残し、2023年に惜しまれつつも日本ツアーを引退したイ・ボミ。これまであまり語られてこなかった生い立ちや現役時代の秘話など、あらいざらい語り尽くす! TEXT/Kim Myung Wook PHOTO/Takanori Miki イ・ボミ 1988年生まれ。15、16年賞金女王。日本ツアー21勝のレジェンド >&g……
「夫と出会って、買い物グセが落ち着きました。感謝です(笑)」
今回から少しゴルフを離れて、“私”について話したいと思います。 あまり今まで話していないこともあるので、貴重ですよ(笑)。
というわけで、まず話さなければいけないのは、私は昔、買い物中毒だったこと(笑)。 服やアクセサリー、バッグが大好きで、欲しいと思ったらすぐに買う。
「本当に必要かな?」なんて考えていませんでした。
それだけ聞くと、家に帰ってから買ったものをうれしそうに眺めていたんだろうと思いますよね? でも違うんです。
袋を開けず、そのまま置いておくことさえありました。 買った瞬間に、もう満足してしまっていたんでしょうね。
現役時代は毎週のように試合がありましたが、いつも思い通りのゴルフができるわけではありません。
ストレスが溜まると、その場の「買いたい!」という気持ちを満たすことで発散していたのだと思います。
そんな私の買い物グセを変えてくれたのが夫です。夫は私とは正反対で、本当に堅実な人。 欲しいものがあれば、よく考えてから買って、長く使います。
夫から見ると、欲しいものはじっくり悩んで買って長く楽しむものなのに、私はそれを味わえていないように映ったそうです。
今振り返ると、耳が痛いです(笑)。でも夫は、「買い物をしてはいけない」と言いたかったわけではないんですね。 せっかく自分で選んだものなら、その良さを味わって大切にしたほうがいい。
そういう考えだったんです。 夫がどれくらい物を大切にするかというと、20歳の頃に着ていたTシャツを、私たちが結婚する時(35歳)まで持っていたんですよ!
「これは結婚を機に捨てたほうがいいんじゃない?」「これから少しずつそろえようよ」と説得し、ようやく処分してくれたのです。
靴下も同じです。 かかとがすり減っているのに、なかなか捨てようとしません。新しい靴下がたくさんあるのに、「どうしてまだはいているの?」と聞くと、「運動する時ならはけるから」って(笑)。
夫の中では、まだ使える物を捨てる理由がないんですよね。
一度、あまりに傷んだ下着と靴下があったので、母と一緒に、夫に内緒で捨てたことがあります。 気づかないだろうと思ったのですが、ちゃんと気づきました。
「僕に確認して一緒に選んで捨てればいいのに、なんで内緒で捨てるの?」と言われてしまったので、「ごめんなさい。でも、言ったら捨てないと思ったから」と謝りました(笑)。
私から見れば、もう十分に役目を終えた靴下です。 でも夫にとっては、自分の物を知らないうちに捨てられたことが嫌だったんですよね。
物を大切にすることと、その人が大切にしている気持ちを尊重することは、つながっているのかもしれません。 ただ、夫は何でも節約する人というわけではないんです。
私が「今日は牛肉が食べたい」と言ったのに、節約のために豚肉のお店へ連れて行くようなことはしません(笑)。 食べたいものは食べようと言ってくれます。
食べることまで我慢するのではなく、必要のない小さな消費を減らそうという考え方。
だから私も納得できるんです。結婚してからは、欲しいものを見つけてもすぐには買わなくなりました。
「これは本当に必要かな?」「買ったあとも長く楽しめるかな?」と、一度考える時間ができたんです。
考えているうちに「やっぱり必要ないな」と思うこともあれば、それでも欲しくて買うこともあります。
同じ買い物なのに、以前とは満足の仕方まで変わりました。もちろん、今も服やバッグは大好きです。 買い物をやめたわけではありません。
でも、買うことだけで満足するのではなく、自分で選んだものを大切にして楽しみたい。
夫と暮らすようになって、買い物の仕方だけでなく、物との付き合い方も少しずつ変わった気がしています。

「世界各地でプレーを楽しんでいます」
「現役時代は日本や韓国でプレーすることが多かったですが、引退してからはさまざまな国でゴルフをしています。こちらはニュージーランド。海が近くて最高でした!」
月刊ゴルフダイジェスト2026年10月号より


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