【南出仁寛の千日回峰行】Vol.17 よく動く下半身の大切さを再認識する
南出仁寛の千日回峰行
シニア入りを機にツアープロ転身を目指す南出仁寛プロの修行の旅。特定の筋肉を使いすぎたり、収縮する姿勢を長時間取り続けたりすると、筋肉は硬くなり柔軟性を失ってしまう。ゴルファーにとって硬くなりやすいのは、どの筋肉だろうか?
PHOTO/Hiroaki Arihara THANKS/GOLF CARE OTSUKA


ゴルフ修行僧/南出仁寛
みなみで・きみひろ。78年生まれ、大阪府出身。06年にプロ転向。元・ドラコン日本記録(432Y)保持者。ドラコン世界大会は11度出場し、最高成績は10位(日本人初トップ10)。シニアツアー出場資格年齢まであと2年
今月の「師僧」/大塚大輔(パワープラント運動療法・代表)
「安全」で「即効性」があり「高い治療効果」を発揮する施術を模索し、1995年に「パワープラント運動法」を確立。以来、プロスポーツ選手が多く来院し、治療実績は300名を超える。柔道整復師、鍼師、あんまマッサージ指圧師。「トレーナーオオツカ整骨院」代表

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- シニア入りを機にツアープロ転身を目指す南出仁寛プロの修行の旅。日常生活で起こる「肩こり」や「首のこり」のように、ゴルフのスウィングを繰り返すことで、どこか特定の筋肉が固くなったりするのだろうか? PHOTO/Hiroaki Arihara THANKS/GOLF CARE OTSUKA ゴルフ修行僧/南出仁寛 みなみで・きみひろ。78年……
ボクの足まわり、普通の人と比べてどうですか?
南出 ゴルフでとくによく使う内転筋(ももの内側の筋肉)が硬くなりやすいというのはわかったんですが、たとえばスウィング中に微妙にバランスが崩れやすいとかいう場合は、どの辺が原因になるんですか?
大塚 ゴルフをやる人で問題が起こりやすいのは、内転筋以外だと大腰筋(背骨から大腿骨につながるインナーマッスル)、腸骨筋(骨盤内部から大腿骨につながるインナーマッスル)、それにハムストリング(太もも裏の筋群)ですね。まあ、この3つは現代人の生活をしていると硬くなりやすい部分でもあります。ちょっと仰向けになってもらって、片足ずつ上がるところまで上げてみてもらえますか?
南出 ぎりぎり90度に届かんくらいには上がりますね(笑)。
大塚 普通の人でも大体90度には上がるんです。となると、南出さんは少しだけ動きがよくない、いうことですね。
南出 さっきの3つの部分を先生が施術したら、もっと上がるようになるんですよね?
大塚 その代わり、痛いですよ(笑)。
南出 今日は遠慮しときます(笑)。でも、この足まわりが硬かったら、アドレスも不安定になるやろうし、スウィングがスタートしてからも下半身が暴れそうです。もしかして腰痛にも少しは関係あるんかな?
大塚 それはどうですかね。よく言われる「猫背」とか、「左右のバランス」とか、「骨盤のずれ」なんていうのは、少なくとも激痛を伴う腰痛にはほぼ関係ないんですよ。
南出 ええ、そうなんですか!?
【ももの裏側の可動域をチェック】
南出「よくももの裏側が張ったりたまにつったりします」
大塚「筋肉がずっと収縮しているからそうなるんです」

反対の足も上げて左右差がないか確認
足が上がらないことも問題だが、左右の足で上がり方に差があるのも問題。片足ずつ上げて、極端な左右差が出ないかも確認する

【上半身のチェック】

下半身を横向きに固定して上体を開く
横向きに寝た状態で下半身を固定し、両手を頭の後ろに当てて上体を開く(写真)。胸椎の回旋可動域が極端に狭い人だと、たった5~10度しか開けない場合もあるという

現代人は大腰筋が縮こまりやすい
腰椎から骨盤の内側を通って大腿骨につながる「大腰筋」は、立っているときに姿勢を保持するのに重要。立ち仕事が多い人などは、日常生活でこの筋肉が硬くなりやすい
一般ゴルファーもなりがちです
担当編集Yの場合
たった60度しか足が上がらなかった!


原因部分を押すともん絶するほどの激痛が走る
片足60度程度しか足が上がらなかった担当編集Y。大塚氏が大腰筋やももの裏側を「ごく軽く」刺激しただけで、激痛に顔をゆがめる。それだけ筋肉が硬まっているということ
月刊ゴルフダイジェスト2026年6月号より


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