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【読者記者】No.1943「8番アイアンでなかなかグリーンに乗らず、スライスしたり引っかけたりするんです」

読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「8番アイアンの精度が悪い」というもの。果たして解決方法は?

PHOTO/Norio Tsuburaoka TEXT/Daisei Sugawara THANKS/東宝調布スポーツパーク

読者記者No.1943 山口冬さん

●65歳 ●自営業 ●ゴルフ歴/15年 ●ベストスコア/91 ●平均スコア/102 ●ドライバー飛距離/190ヤード

先生/濱田塁

68年生まれ、東京都出身。高校卒業後、渡米しゴルフ修業。ゴルフ理論や指導法なども学ぶ。複数のスクールのヘッドプロを歴任し、現在は「東宝調布スポーツパーク」でレッスン中

山口さんのお悩み
「8番アイアンの精度が悪い」


コースだと130ヤード前後の距離が残ることが多く、だいたい8番アイアンで打つのですがこれがなかなかグリーンに乗らなくて……。スライスしたり引っかけたりするんです


ダウンスウィングで途中から下半身が止まっている印象。このままだと、とくにショートアイアンでは引っかけが出やすくなってしまう

山口 130ヤード前後の、8番アイアンくらいで打つ距離が全然グリーンに乗らないんです。

濱田 リリースが少し早いのが気になりますね。それと、ダウンスウィングで右ひざが前に出るので、手元を下ろすスペースが狭くなっています。ショートアイアンは元々、上体の前傾角度を保って打つのが
難しいんですが、リリースが早くなってしまうと、ますます上体が起きやすくなります。

山口 手元をどこに下ろすのがいいですか?

濱田 まず、ダウンスウィングでは右足の「内くるぶし」を地面に近づけるようなイメージで、右足を左足に寄せていきます。そうすると、右足前にスペースができるので、そこに手を下ろしていけばいいわけです。

山口 なるほど。これならアドレスのシャフトの角度に近い形でインパクトできますね。

<問題点>
リリースが早く
ヘッドが早く落ちる

切り返した後に下半身が止まり、手だけでクラブを振り下ろす形になっている。そのためリリースが早まり、ボールの手前にヘッドが落ちる

記者「左に引っかけることが多いです」
プロ「しっかり左に乗るのが最優先事項です」

下半身から切り返したら、そこからはずっと下半身が先行し続けないといけない。とくにアイアンでは、最初に左足を踏み込むことで、①最下点が左にずれる(ダウンブロー)、②手元を先行させて振れる(ハンドファースト)という二大要素が達成されやすくなる

手元の「低さ」を意識して振る。
出球の方向が安定してきた!

ショートアイアンでは、アドレスとインパクトのシャフトの角度がほぼ同じになるのが理想。ショートアイアンが苦手な人はほとんどの場合、インパクトのほうが手元が高い。手元を低く下ろすことを意識して振ることで、インパクトのシャフトの角度が理想に近づく

Point1
手元をひざの近くに下ろす

下半身が止まると手元を自分で下げるしかなく、そのままだとダフるので上体ごと手元が浮き上がる。下半身が回れば手元を体の近くに下ろせる

Point2
フォローで右ひざを
左に寄せていく

ダウンスウィングで右ひざを前に出さずに左足に寄せたら、インパクト後もそのまま左ひざに寄せていくとフォローがスムーズ

Drill1
右足外側で何かを踏んで打つ

ダウンスウィングでは、右足の内くるぶしを地面に近づけるイメージで右足を左に寄せていく。右足外側で何かを踏むと、この感覚がわかりやすい

Drill2
ヘッドカバーを下げ
手元の動きを制限して打つ

インパクトで手元が通る位置に、ヘッドカバーなどぶつかっても危険でないものをぶら下げてもらうと、上記のドリルと同様の効果が得られる

<取材後記>
「くるぶし」意識の効果が高かった
インパクトが弱くてふらふらした球が出るのが気になっていたんですが、右の内くるぶしを地面に近づけるように意識したら、すぐにしっかり当たる感覚が出てきました。

月刊ゴルフダイジェスト2026年7月号より