【100ヤードの極意】<後編>「目指すは重たいモノを投げる感覚! 体の正面からクラブを外さないコントロール術」
週刊ゴルフダイジェスト
昨年のカシオワールドで初優勝した大岩龍一は、ウェッジのコントロールショットを完全マニュアル化することで、バーディを量産していた! 95ヤードから115ヤードを“54度”1本で打ち分けるその方法は、すべてのゴルファーの参考になること間違いなし! あなたのウェッジの精度をグ〜ンと上げる方法をそ〜っと教えます。
PHOTO/Hiroaki Arihara、Tadashi Anezaki THANKS/平川CC


解説/大岩龍一
1997年生まれ。千葉県出身。小さい頃はサッカーをしていたが、父親の勧めでゴルフに本格的に取り組む。日本大学を中退してプロ転向。20-21年シーズンに初シード、25年にカシオワールドで念願の初優勝を達成した
>>前編はこちら
- 昨年のカシオワールドで初優勝した大岩龍一は、ウェッジのコントロールショットを完全マニュアル化することで、バーディを量産していた! 95ヤードから115ヤードを“54度”1本で打ち分けるその方法は、すべてのゴルファーの参考になること間違いなし! あなたのウェッジの精度をグ〜ンと上げる方法をそ〜っと教えます PHOTO/Hiroaki Arihara、Tadashi A……
マイナス20ヤードの
飛距離の階段を作る
GD スタンス幅とグリップする長さで飛距離をコントロールするという話でしたが、具体的にはどうやって飛距離の階段を作るんですか?
大岩 僕は54度のフルショットがキャリー115ヤードですが、そこから5ヤードマイナスするために、スタンス幅を狭くします。振る強さはフルショットと同じです。
GD これで110ヤード?
大岩 そうです。次に105ヤードにするときは、スタンス幅だけさらに狭くします。
GD なるほど。
大岩 さらに100ヤードにするときは、グリップを指2本ぶん短く握ります。
GD これで合計マイナス15ヤードですね。
大岩 そこからさらに95ヤードにするときは、グリップをさらに短く握っています。
GD このマニュアルがあれば、振る強さを変えずに飛距離をコントロールできますね。
完全マイナス20ヤードを
打ち分ける大岩マニュアル

スタンス幅もグリップを握る長さも最大にする

スタンス幅だけ狭くして、自然に5ヤード、キャリーを落とす

さらにスタンスを狭くして、さらに5ヤード飛距離を落とす

狭いスタンス幅のまま、グリップを短く握って飛距離を落とす

さらにグリップを短くしてさらに5ヤード落とす
体の正面からクラブが
外れないこと
GD 飛距離の階段の作り方はわかりましたが、どうやってショットすればいいですか?
大岩 なるべく手を使わず、体の回転で打つことが重要です。感覚的には、重たいモノをブン投げる、そんな感じですね。
GD 重たいモノをブン投げる感覚ですか!
大岩 誰でも、重たいモノは体全体を使って投げるんですよ。手先だけでは、とうてい投げられませんから。投げようとするモノはずっと胸の前というか、体の正面にあるはずで、このポジションがもっとも力を出せるんです。
GD やってみると、確かにモノが体の正面にずっとある状態で投げますね。
大岩 ゴルフスウィングでも、クラブの重さを感じることが重要で、クラブの慣性によって引っ張られるような感覚が生まれてくると、コントロールショットの精度も上がります。
Point 1
重たいモノを投げる感覚と同じ

「コントロールショットで安定してキャリーを落とすには、手先ではなく、体の回転でクラブを振ることが大切です。この感覚は、重たいモノを投げる感覚と同じです。自然に体全体を使うため、投げようとするモノが体の正面から外れず、体の回転でスウィングするコツがわかってくるんです」
Point 2
体の回転で振れたら球筋が安定する

「体の回転でクラブを振る感覚がわかってくると、クラブが体の正面から外れず、フェースローテーションが小さくなります。テークバックとフォローでフェースの向きが上体の傾きと同じになれば、球筋も安定してきます」
Drill
両腕の間にボールを挟んで打つ

「体の正面からクラブを外さないように振るには、両腕の間にボールを挟んで打つ練習が効果的です。素振りから始めて、慣れてきたら、ハーフスウィングからスリークオーターくらいの振り幅でボールを打ちます」
2本素振り+1本素振り
これで、準備オッケー!
GD いざ、コースでコントロールショットを打つとき、何かアドバイスはありますか?
大岩 打つ直前ではなく、スタート前にやってほしいのが、ウェッジ2本の素振りですね。
GD ウェッジ2本ですか。
大岩 2本素振りは、重いモノを投げる、あの感覚と同じなんですよ。
GD クラブの慣性に引っ張られながら振る感覚ですね。
大岩 スタート前の2本素振りで、体の回転で振るスウィングを思い出して、打つ直前は、1本素振りで具体的なショットをイメージするといいですね。
Point
2本素振りで体を目覚めさせる

「スタート前にやっておくといいのは、ウェッジを2本持って、体全体を使って振るスウィングを呼び起こすことです。これで、体と腕がシンクロして動く感覚をつかむことができます」
週刊ゴルフダイジェスト2026年4月28日号より


レッスン
ギア
プロ・トーナメント
コース・プレー
書籍・コミック




















