Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • 週刊GD
  • 【ゴルフせんとや生まれけむ】成瀬善久<後編>「今年の目標は70台のベスト更新! マナーの面でも上級者に」

【ゴルフせんとや生まれけむ】成瀬善久<後編>「今年の目標は70台のベスト更新! マナーの面でも上級者に」

ゴルフをこよなく愛する著名人に、ゴルフとの出合いや現在のゴルフライフについて語ってもらうリレー連載「ゴルフせんとや生まれけむ」。今回の語り手は、前回に引き続きプロ野球選手の成瀬善久氏。

>>前回のお話はこちら

  • ゴルフをこよなく愛する著名人に、ゴルフとの出合いや現在のゴルフライフについて語ってもらうリレー連載「ゴルフせんとや生まれけむ」。今回の語り手は、プロ野球選手の成瀬善久氏。 僕は横浜高校を卒業後、千葉ロッテマリーンズに入団し、球団の寮に入ってプロ野球生活がスタートしました。ゴルフとの出合いは、19歳の11月。シーズンオフに寮生全員が必ず参加するコンペがあり、それが初ラウンドで……

プロ野球の現役時代は、シーズンが終わってからキャンプまでの間がゴルフシーズンでした。キャンプ中も球団によってゴルフをやっていい球団とダメな球団があります。当時の話ですが、僕が所属したロッテやヤクルトは、オフの日はゴルフOKでした。2008年のキャンプ中にプレーした小浜島カントリークラブは、強風下でパー3ホールなのにドライバーを使わなければならず、今までで一番難しくて印象に残っているコースですね。

他球団の選手とオフにラウンドする機会も年数を重ねると増えてきます。ゴルフって性格が出るじゃないですか。僕ら野球選手は、それぞれ対戦相手の選手のクセや得意不得意のデータをもとに、試合の中で駆け引きします。味方選手だと気楽にプレーできますが、敵チームだと自分の弱みを見せたくないなぁ、という思いはどこかにあります。もちろん、プレーは楽しいですよ。そういう意味では、プロを引退してからのほうが他球団の方々とより楽しくプレーができています。加えて、基本的にピッチングとゴルフは体の動かし方が違うので、本当にゴルフを真剣にやるのはやはり引退してからですね。


プロ野球関係でゴルフの上手いプレーヤーを思い浮かべると、やはり投手出身者が多い気がします。バッターは当たれば飛ぶのですが、普段動いているボールを打つ感覚があって、“飛ばさなきゃ”という心理も相まって、止まっているボールを打つ動きというのは難しいと思います。そういう意味では、投手出身者は体の使い方が上手く、柔らかさを生かした繊細なショットが上手な人が多いですね。

スポーツ選手は“感覚派”と“理論派”に分けられるとよく言われますが、僕は野球もゴルフも感覚派です。そして、性格的には「負けたくない」「渡り合いたい」という思いが強いです。昨年10月、11月あたりからゴルフへの熱量が高まって練習場へ通う機会も自然に増えていきました。昔は練習場に行っても50〜60球で飽きてしまいましたが(笑)、今はたくさん打っています。

ラウンド中は自分の心地いいショットを打つばかりでなく、コースマネジメントも必要だし、100ヤード以内の練習をしなければスコアも作れないこともわかってきました。もちろん、今も独立リーグで現役選手でもありますが、リーグのスポンサーさんがゴルフに呼んでくださることもあります。「前より下手になったなぁ」よりは「上手くなったね〜」と言われたいんです(笑)。

球界のゴルフ上手な先輩方のように、60台、70台のベストスコアが出せるようなプレーヤーになるのが目標ですね。上手な人って、同伴者のプレーも見られる余裕やマナーも意識しているでしょう? そんなふうに技術も気持ちも上級者になりたいです。

今までプレーしたコースで一番印象に残っているコースは太平洋クラブ御殿場WEST。富士山ってこれほどきれいなのかと改めて感じたコースでした。僕はまだ北海道でのプレー経験がないので、今年こそ北の大地で70台のベストスコアを出したいですね。


成瀬 善久

1985年生まれ、栃木県小山市出身。プロ野球選手。左投げ左打ちの投手。2003年に千葉ロッテマリーンズに入団。2008年北京オリンピック日本代表として奪三振王を獲得。その後、東京ヤクルトスワローズ、オリックスを経て、現在はBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスでプレー。野球解説、野球教室などの普及活動にも携わる

週刊ゴルフダイジェスト2026年4月14日号より