藤田寛之が語るアイアン最速上達法<前編>「まずは“手打ち”から始めてください」
週刊ゴルフダイジェスト
クラブの進化によってスウィングも変化するものなのか。アイアンの名手・藤田寛之に、現代のアイアンを打ちこなすうえで大切にしているポイントを教えてもらった。
PHOTO/Hiroaki Arihara THANKS/葛城GC

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- クラブの進化によってスウィングも変化するものなのか。引き続き、アイアンの名手・藤田寛之に現代アイアンの打ちこなし方を聞くとともに、効率よく上達するための練習法を教えてもらった。 PHOTO/Hiroaki Arihara THANKS/葛城GC ふじた・ひろゆき。1969年生まれ。福岡県出身。レギュラーツアーで23年間シード選手として活躍。2012年賞金王などツアー通算18勝……
軌道もフェース面も
「真っすぐ」が正解
長らく第一線で活躍を続ける藤田寛之だが、その間にクラブも大きな進化を遂げている。まずはアイアンの進化について、ヤマハのクラブ開発責任者・竹園氏に聞いた。
「構造や素材の進化はもちろんですが、一番大きいのはヘッドの重心位置が低くなっていることです。藤田プロが賞金王を取ったときのアイアンと最新モデルを比較するとスイートスポットの高さは0.8ミリ下がっています。これには理由があって、我々の計測ではリーディングエッジから16〜17ミリの場所に打点が集まることがわかっています。最新アイアンでも重心高は18.5ミリですから芯より下に当たっています。打点と重心が近づくほどエネルギーロスは少ないですから、低重心化はアイアンの重要課題と言えます」

そうして進化した最新アイアンを藤田も使っているが、それに合わせて打ち方も変えているのだろうか?
「ボク自身はスウィングを変える意識はありません。ただクラブが進化したことで打ち方が変わったとは言えます。大型ヘッドのドライバーはストレートに動かしたほうが効率がいいのですが、これはアイアンも同じ。今のクラブはいわばダンプカーみたいなもので、急激なハンドル操作は事故につながります。ストレートな軌道でフェースの開閉も少ないほうが、より性能を引き出せます。ですから今のアイアンは昔ほどカット軌道で打つことはないですし、入射角も確実に緩やかになっています。最新アイアンを使いこなすには、軌道もフェースも真っすぐにすればいいんです」

「昔のアイアンはカット軌道でボールにひねりを加えていましたが、今のアイアンは曲がりづらいです。であれば、軌道もフェースもストレートに使うのが正解です。これは芹澤信雄師匠のアドバイスでもあります」
まずは“手打ち”から
始めよう
それでは、ストレートな軌道を手に入れるにはどのように振ればいいのだろうか。
「手を使わず体で打つ。これが一番です。ただ、アマチュアが最初から体で打とうとしてもボールは飛ばないですし、上手くはいかないはずです。なので、まずは正しい手の使い方を覚えることから始めましょう。いわゆるリリースの動きです。正しいリリースの仕方を覚えてから、体で打つ感覚を磨いていく。これが藤田流です」
手打ちはダメ。体で打て。脚を使え。これらはレッスンの定番ワードだが、身に付けていく順番が重要ということのようだ。
「アマチュアに脚を使えと言うと腕が振れなくなります。ランニングと同じで腕を振るから脚が動くんです。であれば、手のリリースを覚えてから肩、腰、脚の順に習得していくべきです。最初は手打ちでいいのでリリースを覚えます。フックボールが出れば合格。そうしたら次は左右の肩を入れ替える動きをやっていきます。あごの下に肩を入れるイメージですね。すると自然と胸が回り始めます。そして股関節、脚の順に動かしていく。こうやってスウィングを作っていくと、ストレートな軌道=オンプレーン、そしてゆるやかな入射角が手に入ります」
Step1
手打ちでリリースを覚える

Step 2
肩をあご下に入れ
左右を入れ替える

Step 3
左右の股関節を入れて腰を回す

「肩を使って腕が振れるようになったら左右の股関節を入れ替えていきます。テークバックで右股関節、フォローで左股関節を入れるイメージです。これで自然に腰の向きが変わります」
Step 4
仕上げは足踏みで力強く振る

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- クラブの進化によってスウィングも変化するものなのか。引き続き、アイアンの名手・藤田寛之に現代アイアンの打ちこなし方を聞くとともに、効率よく上達するための練習法を教えてもらった。 PHOTO/Hiroaki Arihara THANKS/葛城GC ふじた・ひろゆき。1969年生まれ。福岡県出身。レギュラーツアーで23年間シード選手として活躍。2012年賞金王などツアー通算18勝……
週刊ゴルフダイジェスト2026年3月3・10日合併号より


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