Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • 週刊GD
  • 【たま~に80台で回りたいッ!】Vol.46「突然当たらなくなった! パニック対策はいかに?」

【たま~に80台で回りたいッ!】Vol.46「突然当たらなくなった! パニック対策はいかに?」

飛距離が出なくても、練習量が少なくても、たま~に80台で回るゴルフは十分に可能! コラムニストの木村和久がシニアのための89ビジョンを指南。

ILLUST/Shinichi Hoshi

>>前回のお話はこちら

長い間ゴルフをやっていると、突然当たらなくなることがあります。いきなりシャンク、チーピン、バンカーから出ない無間(むけん)地獄とかね。我々は還暦過ぎで円熟の境地に達しているから、そういうことはないと思うでしょ。いや逆に老いていくからあるんですよ。ゴルフ人生とはヘボで始まり、ヘボで終わる。このことを肝に銘じておいてください。

大叩きの発作

例えば何気なく打った7番アイアンがシャンクとかね。過去にありました。単なるミスと思ってまた7番で打つとまたシャンク。これは呪われているのか?

突発性ミスは、ムキになるとまた同じミスをするものです。大事なのは同じ過ちを繰り返さないこと。だからミスしたクラブで、同様のショットをしないように。

別のクラブで簡単な打ち方をしてしのぎましょう。すなわちプランBショットを、絶えず用意しておくことが大事かなと。


突然変なショット

突然変なボールが出るのは、長い年月をかけてスタンスやフォームが、自分の都合のいい方向に変わるからと私は考えます。例えばスタンスですが、通常はややオープンかスクエアですが、気づかずに徐々にクローズになっていることがあります。

慣れると後方から方向を確認せず、構えてから目標を見ます。すると斜めからの視線になり、右を向きがち。これが少しずつ積み重なり、ある日限界点を超えヒール球が頻発するのです。

トップが浅くなったり、スウェイするのも、全部日頃のスウィングチェックを怠っているから。つまり惰性から起きる現象なんですね。

「自分で直す」は困難

過去にレッスンプロに偶然指摘されてはっと気づき直しました。でも気を抜くと変な球が時々出ます。今は直し方が分かっているので大丈夫です。一般的には誰かに見てもらうのが一番です。

それが面倒臭いなら、、スマホで自撮りしてチェックしましょう。一度自分のへんてこスウィングを客観的に見たほうがいいですよ。なかなか味わい深く、いつもこんなスウィングをしているんだと、立ち直れなくなりますからね。

いつまでも若くない

先日、平均60歳を超える昔馴染みが集うコンペに出たのですが、現状維持をしている人もいれば、昔80台男だったのに100オーバーをして「歳を取ったよ」と嘆く人もいます。人生いろいろです。

まさに今が踏ん張りどころ、怠惰になりヘボの仲間に入るのは簡単です。ここは最後の抵抗をして、たまに80台を出しましょう。

老化に対する対処

まずギアのスペックですね。昔から使っているといっても硬いシャフトはどうなんですか? ヘッドスピードはだいぶ前に30m/s台になっており、当然Rシャフト。たまに吊るしのクラブでSRもありますが、打ちづらいですね。今はRシャフト一択です。

同様にスチールシャフトだったらカーボンに替えてみるとか、ミドルアイアンをUTに替えるとかね。最近のクラブは、昔より簡単にできている気がします。

お小遣いが減ってニューギア購入が苦しい方は、今のクラブで打ち方を工夫しましょう。グリップを短く持ってミートを心がける。アイアンはマン振りはしない。1番手大きいクラブを持ってゆったり8割ショットをするとかね。

歳を取るなりの、いろいろな対策はあるというものです。

「年寄りルール」に

年を取ってもやりたくないのは、シニアティーで打つことです。ほかの若者がレギュラーティーで打つのに、疎外感が半端ないです。ただでさえ孤独なのに、ますます孤独になってしまうじゃないの。

今のところ75歳ぐらいまではレギュラーティーで頑張るつもりです。その代わりに甘えるのは「最近調子悪いんで」と断り、“オール6インチ”にして、楽なライから打たせてもらうとかね。けれどパットのオーケーは別に甘くしてもらわなくてもよろしいです。そこは若者より上手いからね。

そして1ホール、10以上叩きそうなら事前に正式ルールの「最大スコア」の申し出をすればいい。スランプといえば、ダブルスコア以上はカットしてもらえますかと。臨機応変に年寄りカードを使うのはありです。そこは自分に甘くていいと思いますよ。

教える人/木村和久

「89ビジョン」をはじめ様々なゴルフの楽しみ方を提案するコラムニスト。ベストスコア75。01年鶴舞CCキャプテン杯優勝。ゴルフ歴は35年。現在は扶桑CCのメンバー

週刊ゴルフダイジェスト2026年2月24日号より