【藤田寛之の米シニア挑戦記】Vol.35 11月初旬に帰国「日本は何を食べても美味しい!」
藤田寛之「フリスコより魂を込めて」
2025年から米シニア(PGAツアー チャンピオンズ)に挑戦している藤田寛之が、現地での生活や試合の様子をレポート!
PHOTO/BKコーポレーション

>>前回のお話はこちら
- 2025年から米シニア(PGAツアー チャンピオンズ)に挑戦している藤田寛之が、現地での生活や試合の様子をレポート! PHOTO/BKコーポレーション >>前回のお話はこちら 今季ツアーはすでに終了してしまったため、今回からはボクが戦ってきたPGAツアーチャンピオンズを振り返っていきたいと思います。まずは「ホスピタリテ……
日本に帰ってきました。4月中旬のノジマチャンピオンカップ(国内シニアツアー)に出たとき以来ですから半年ぶりです。日本は寒いかなと思っていましたが、気温もちょうどよく、やっぱり日本はいいですね。
国内シニアツアーは11月下旬に最終戦が行われます。ボクは昨年の成績(賞金ランク18位)でシード権を持っていますので試合に出場することは可能ですが、今季はシーズン終了を決めたので試合には出ません。実は左手の薬指に痛みがあるんです。夏くらいから痛み始めたのですが、今まで指をケガした経験はないですし、ちょっと嫌な感じもあったので、休ませたいと考えました。
原因はなんとなくわかっていて、ヘッドスピードを上げようと素振りの回数を増やしたことです。重たいモノをガンガン振っていたので、負荷が大きかったのだと思います。それに今季は2月からシーズンインし、いつもより長いシーズンを戦いました。試合もラウンド数も練習量も、いつもの年より多かったはずです。ですので、体も休ませたいというのもあります。今回は(選手の中では)誰よりも早いオフとなりますが、いつものオフと同様、体のケアやトレーニングに入りたいと考えています。
久しぶりの日本でしたが、さっそく鰻屋に行きました。静岡といえば鰻ですから。ボクがお気に入りのお店がいくつかあって、そのお店に行きました。値段はそこそこしますが、静岡の鰻は絶品です! 家族4人で回転寿司にも行きました。4人で6000円ちょっと。もう安くてびっくりです。米ドルなら40ドルですよ。ひとり10ドルだと考えると米国ではアサイーボウルも注文できません。いま日本は物価高が話題になっていますが、ボクからすれば、アメリカはそんなものじゃないですよって感じです。
日本は何を食べても美味しいです。みかんもリンゴも美味しいし、お米も旨いです。ご飯は美味しいし、ストレスもない。最高ですね。家では自分が好きなものをたくさん食べさせてくれます。ありがたいことです。感謝しかないです。

アメリカの食事は高かったと実感。現地の人ですらこれだけ物価高では生活できないよって言っていました。日本のご飯は何を食べても旨い。嬉しいびっくりでした

藤田寛之
1969年生まれ、福岡県出身。葛城GC所属。レギュラーツアーで23年間シード選手として活躍。ツアー通算18勝を挙げ、2012年に賞金王を獲得。2023年日本シニアオープン制覇。今季はPGAツアーチャンピオンズにシード選手としてフル参戦中
週刊ゴルフダイジェスト2025年12月2日号より


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