【藤田寛之の米シニア挑戦記】Vol.29「クォン教授にスウィング解析をしてもらいました」
藤田寛之「フリスコより魂を込めて」
2025年から米シニア(PGAツアー チャンピオンズ)に挑戦している藤田寛之が、現地での生活や試合の様子をレポート!
PHOTO/BKコーポレーション

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- 2025年から米シニア(PGAツアー チャンピオンズ)に挑戦している藤田寛之が、現地での生活や試合の様子をレポート! PHOTO/BKコーポレーション >>前回のお話はこちら PGAツアーチャンピオンズ22戦目は、カリフォルニア州のぺブルビーチGLで行われた「ピュアインシュランス選手権」です。今回の試合はプロアマ形式で……
PGAツアーチャンピオンズは、3連戦を経てオープンウィーク。今週もいつも通り練習、トレーニングの日々でしたが、木曜日に体のケアをお願いしているフィジカルセラピストの高田洋平さん(ダラス在住)と、高田さんがトレーナーを務めている畑岡奈紗選手、それとタイのパジャリー・アナナルカーン選手と4人でラウンドしました。コースはマリドーGCでアナナルカーン選手のメンバーコースです。
畑岡選手とは初めてのラウンドでしたが、ショットは素晴らしかったです。米女子ツアーで9年間、シード選手として戦っているわけですから、そりゃ上手いですよ。ただ、お互いプロとしての苦悩もあり、ボクはアイアンショットの悩み、畑岡選手はショートゲームについてなど、プロ同士、いろいろと話せました。まる1日、練習もラウンドもして楽しかったです。
そして金曜日は、テキサス女子大のバイオメカニクスの世界的権威、クォン教授にスウィングにおけるさまざまなデータ解析をしてもらいました。実は高田さんの紹介で実現したもので、畑岡選手もデータ解析をしてもらったようです。計測はテキサス女子大で行われたのですが、体中にセンサーを取り付けるため、裸でスウィングしてきました。
助教授や生徒など、10人くらいスタッフがいたので、すごく恥ずかしかったですね。計測後、1時間かけてクォン教授のデータ分析を受けました。簡単に言うと「手打ち」でした。体のパワーを上手く使えていないんです。これは自分でもわかっていたことで、腰が早く回転して右足体重になり、最後は手でタイミングを合わせている感じです。いきなりスウィング改造はできませんから、普段の運動のなかで体の動きをどう作っていくか、その方向で参考にしたいなと考えています。実のある話が聞けてとてもよかったです。
アメリカ生活は自炊が基本
ボクも料理します
フリスコの生活でも基本は自炊。アメリカでのツアー生活は経費がものすごいです。サポートしてもらっている方々には感謝しかないですし、高田さんにも大変お世話になっていてありがたい存在です


藤田寛之
1969年生まれ、福岡県出身。葛城GC所属。レギュラーツアーで23年間シード選手として活躍。ツアー通算18勝を挙げ、2012年に賞金王を獲得。2023年日本シニアオープン制覇。今季はPGAツアーチャンピオンズにシード選手としてフル参戦中
週刊ゴルフダイジェスト2025年10月21日号より


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